ジェトロ、日本酒販促アイデアの成果報告会を開催
(中国)
北京発
2026年03月31日
ジェトロは3月23日、「日本酒国際唎酒師(ききざけし)販促アイデアピッチコンテスト実証成果報告会」をオンラインで開催した。日中の酒類関係事業者を中心に、20人以上が参加した。
本イベントでは、ジェトロが1月12日に北京で開催した「日本酒国際唎酒師販促アイデアピッチコンテスト」(2026年1月22日記事参照)で優秀提案に選ばれた3件の企画の提案者が、それぞれ実証を行った成果を参加者向けに発表した。
報告会では、張沖天氏(上海鳴惊貿易代表、企画名:日本酒の殿堂 セルフ日本酒販売機)、樊璐璐(はん・ろろ)氏(杭州八幡支配人、企画名:お家で一杯、日本酒が暮らしに溶け込む)、趙悦氏(As Sake Speaks Hongkong、企画名:日本酒の風味診断所)が実証結果について順番にプレゼンを行った。審査の結果、趙悦氏による「日本酒の風味診断所」が「日本酒国際唎酒師販促アイデアピッチコンテスト最優秀賞」に選定された。
「日本酒の風味診断所」の実証は、2月28日~3月20日にかけて、上海市内の飲食店2店舗、北京市内の飲食店1店舗の計3店舗で実施された。本実証で実施した内容は3点ある。1点目としては、3種類の日本酒の飲み比べセット〔60ミリリットル×3種のセットで158元(約3,600円、1元=約23円)〕を店舗に用意し、各銘柄の風味や特徴、料理との相性を解説した。2点目としては、店舗の卓上に設置されたQRコードを読み込んで6つの設問に回答すると、3種類の日本酒の風味の中で顧客自身の嗜好(しこう)に最も合う風味を知ることができるようにした。3点目としては、退店時に最も印象に残った日本酒の種類とその風味をボード上にシールを貼って選択することで、自身の日本酒の嗜好を再確認できるようにした。
これら3点の体験を通して、消費者が日本酒の風味についての記憶を定着させることができた点が本企画の特徴となる。また、本企画に参加した飲食店にとっては、来店客が好む日本酒の風味が分かることで、日本酒の購買に迷わなくなるという利点もある。221人が本実証企画を体験したほか、本実証の期間中に、オフラインで日本酒飲み比べセット132セットと日本酒41本を販売した。
本企画について審査員からは、「オンラインとオフラインを効果的に連動させ、取り組みからデータ取得まで行うことができる点が優れている。他の都市や店舗でもすぐ低コストで応用可能な提案である」といったコメントが挙がった。
3種類の日本酒の飲み比べセット(ジェトロ撮影)
QRコードから日本酒の風味を診断(ジェトロ撮影)
ボード上で日本酒の風味の嗜好を再確認(ジェトロ撮影)
(匂坂拓孝)
(中国)
ビジネス短信 7f2e6f925edf2bc2






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