メキシコでポップカルチャーイベント「ラ・モレ・コンベンション」開催、4万人超が来場
(メキシコ、日本)
メキシコ発
2026年03月24日
コミック・ポップカルチャーイベント「ラ・モレ・コンベンション2026(La Mole Convention 2026)」が3月13~15日、メキシコ市で開催された。30周年の節目となった今回は、来場者数が過去最多となる4万人超を記録し、メキシコのポップカルチャー分野への関心の高さを印象づけた。
会場は8つのゾーンで構成されており、企業展示エリアをはじめ、ショーやトークイベントを行うステージ、声優・吹き替え文化を紹介するコーナーなどがあった。コミック、ゲーム、アニメ、玩具、コスプレといった多様なジャンルを横断的にカバーする。初代ウルトラマンスーツアクターの古谷敏氏をはじめ、ヤング・スーパーマン(原題:Smallville)のトム・ウェリング氏やマルコムin the Middle(原題:Malcolm in the Middle)のフランキー・ムニッズ氏などの著名人も参加し、注目を浴びた。
企業展示エリアには、バンダイナムコ、マルサン(玩具)、東洋水産、ぺんてる、いなばペットフードなどの日本企業が参加した。そのほか、メキシコの漫画・コミック出版社カミテ(Editorial Kamite)や、イタリアの出版社パニーニ(Panini)、スペインの出版社グルーポ・プラネタ(Grupo Planeta)も販売ブースを設けた。
玩具メーカーのマルサンは、現地パートナー企業を通じて今回初出展した。ジェトロが同社の担当者にインタビューしたところ、「メキシコではコレクション文化や玩具文化が非常に盛んで、熱心なコレクターも多く、コレクション性の高い玩具に対する需要が高い」と語った。また、「日本の玩具は、細部まで作り込まれたアーティスティックな表現が多く、造形の精密さが際立つ」とし、キャラクターの細かなディテールまで忠実に再現されている点がコレクターから高く評価されているという。
なお、ラ・モレから派生したイベントとして、アニメや漫画、ゲームに特化した「アニモレ」が2023年以降開催されている(2025年10月6日記事参照)。両方に出展実績を持つ参加者は「アニモレがコアな日本文化ファン向けであるのに対し、ラ・モレはより幅広いジャンルと来場者層を持つ総合型イベントであり、一般消費者に近い市場の反応を把握しやすい」と述べた。
企業展示エリアの様子(ジェトロ撮影)
(山中真菜、南智恵美)
(メキシコ、日本)
ビジネス短信 769f8a45eb0ac6d8






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