インフラ分野に関する日ウズベキスタン・ビジネスフォーラム開催
(ウズベキスタン、日本)
タシケント発
2026年03月18日
ウズベキスタンの首都タシケントで3月4日、日ウズベキスタン インフラ・スマートシティ開発フォーラムが開催された(主催:日本国土交通省)。フォーラムでは今後計画されている日本企業実施の協力事業が議論された。また、ウズベキスタン国内における高速鉄道輸送分野での協力拡大も検討している。
本イベントには、国土交通省の寺田吉道国土交通審議官、平田健治駐ウズベキスタン共和国日本大使、ウズベキスタン投資産業貿易省のイリザト・カシモフ次官をはじめ、外国投資誘致庁、ウズベキスタン商工会議所、ITパーク、その他関連機関の代表者らが参加した。
寺田審議官は、共同フォーラムは今回で3回目となると述べた上で、2025年12月の「中央アジア+日本」サミット(2025年12月25日記事参照)に合わせて政府間で締結したスマートシティ開発に関する協力覚書により、両国の協力は、これまでの合意を実践する段階へ進んでいると指摘した。特に2026年には、都市インフラ管理システムの近代化に関する次の2つのプロジェクトが予定されていると述べた。
- スマートフォンを用いた道路診断を行い、道路管理をデジタル化する日本のスタートアップによるプロジェクト
- タシケント駅における交通システムの刷新(鉄道とバスの運行スケジュールの統合・連携)
3月5日には寺田審議官とウズベキスタン運輸省のジャスルベク・チョリエフ次官との会談が行われ、タシケントと建設中の「新タシケント」(注)を鉄道や地下鉄で新空港と接続するプロジェクトに関する提案について討議された(ウズベキスタン運輸省発表、3月5日)。
ウズベキスタン側はタシケントとサマルカンド間の高速鉄道路線の近代化、および同区間における鉄道インフラの旅客・貨物分離に向けた日本との連携にも関心を示した。現在は単一路線を旅客列車と貨物列車の両方が共用している。両都市を結ぶ独立した高速鉄道路線が整備されれば、高速鉄道の所要時間は現行の2時間13分から約1時間30分へ短縮できると見込まれている(「Gazeta.uz」11月24日)。
(注)「新タシケント」の都市建設は2023年に開始された。ユコリチルチク地区とウルタチルチク地区に1万9,700ヘクタールの土地が割り当てられている。建設の第1段階は6,000ヘクタールの敷地で行われ、60万人が暮らすための近代的な生活環境が整備される予定。この都市は最終的に200万人の住民を収容できるよう設計されている。
(ウラジミル・スタノフォフ)
(ウズベキスタン、日本)
ビジネス短信 27f79a400540b374






閉じる