米テキサス州サンアントニオで「テイスト・ジャパン」開催

(米国)

ヒューストン発

2026年02月06日

ジェトロは131日、米国テキサス州サンアントニオの日系スーパーマーケット、ミンナノ・ジャパニーズ・グローサリー(Minnano Japanese Grocery)において、米国の農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム事業の一環として「テイスト・ジャパン・イン・テキサス」イベントを開催した(注)。

このイベントは、日本食文化が急速に広がりつつあるテキサス州各都市で、日本産のブリや和牛、菓子類などを使った料理を来場者に提供するなど、日本食の周知・浸透や需要の掘り起こしを目的としている。

ミンナノ・ジャパニーズ・グローサリーでのイベントでは、店舗外側の入り口付近であんこ入り餅とイチゴ、どら焼きと抹茶アイスをそれぞれ組み合わせた2種類のデザート、そしてハート形や星形の餅が入った汁粉が無料で配布された。デザートに使われている食品も横に並べて、興味を持った来場者が分かりやすく購入できるようにした。

写真 ミンナノ店舗前での日本食品を使ったデザートや汁粉の試食会(ジェトロ撮影)

ミンナノ店舗前での日本食品を使ったデザートや汁粉の試食会(ジェトロ撮影)

サンアントニオは、ダラスやヒューストンなどテキサス州の他の大都市と比べると、日本食を取り扱っているグローサリー(食料品店)は極めて少ない。また、日本食レストランのほとんどは非日系経営で、いわゆる本物の和食を見つけるのが難しい。

ミンナノ・ジャパニーズ・グローサリーは、輸入製品を含めて幅広く日本食品を提供する数少ないグローサリーとして、地元の買い物客を魅了している。レジ前にはおにぎりやたまごサンドなど自前のデリ製品も並ぶ。桜のデザインの装飾が満遍なく天井に施された店内には、食品だけでなく、日本の化粧品や雑貨、キャラクターグッズなども売られている。地元市民に日本の文化をトータルに伝えたい、という同店のユカ・ドーシー社長の思いが体現されている。

写真 ミンナノの店内は地元の買い物客であふれかえっている(ジェトロ撮影)

ミンナノの店内は地元の買い物客であふれかえっている(ジェトロ撮影)

ドーシー氏によると、最近では日本旅行を経験して、本物の日本食品の価値を理解する買い物客が増えているようだ。例えば、日本のコンビニエンスストアのデリ製品に感銘を受けた買い物客が、同店でもサンドイッチやおにぎりを求めるようになったという。

本イベントでは、店員が丁寧に説明を加えながら配付するデザートやお汁粉を試食して、「甘くておいしい!」と感動を伝える買い物客の姿が少なからず見られた。テイスト・ジャパン・イン・テキサス事業は、サンアントニオでの日本食の普及にも貢献している。

(注)2023年度が初開催で、2025年度が3回目となる。2025年度の事業では、8~12月に同州のオースティン、ヒューストン、ダラス、サンアントニオにある日系スーパーマーケットで巡回開催された。

(キリアン知佳)

(米国)

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