タタ・モーターズ、チェンナイでランドローバー車の生産を開始
(インド、英国)
チェンナイ発
2026年02月16日
インドの地場自動車大手タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズは2月9日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイから西120キロのラニペット県パナパッカムに建設した車両工場の開所式を行った。パナパッカム工場では、電気自動車(EV)を含む、次世代型車両の生産を予定している。当初の生産車両は、子会社の英国ジャガー・ランドローバー(JLR)の高級SUV(スポーツ用多目的車)「レンジローバー・イヴォーク」だ(2025年7月3日記事参照)。タタは、2008年3月にJLRを米国フォードから買収している。
開所式には、TN州のM・K・スターリン州首相も出席し、「タタ・モーターズがTN州に世界水準の工場を設立し、その操業に立ち会えることを誇りに思う。タタ・モーターズの投資を歓迎するとともに、今後も雇用を創出し、イノベーションを進め、インドにおける製造業とモビリティーの主要拠点としての地位を高める取り組みを進めていく」と述べた。大手財閥タタ・グループの統括会社タタ・サンズの会長兼タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズ会長のN・チャンドラセカラン氏は、「パナパッカム工場での生産を通じて、インドおよび世界中の顧客のために、高い品質、そして職人技とテクノロジーを備えた車両を供給していきたい」と抱負を語った。
今後、パナパッカム工場では段階的に生産量を拡大し、5~7年の間で年間25万台の生産を目指し、国内外に供給する予定。総投資額は900億ルピー(約1,530億円、1ルピー=約1.7円)で、直接、間接含めて5,000人以上の雇用を計画している。
同社の発表によると、パナパッカム工場は100%再生エネルギーや水資源の有効活用を図るなど環境負荷に配慮した持続可能な製造拠点(グリーンマニュファクチャリング)として設計・建築された。
新工場の開所式の様子(タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズ提供)
(白石薫)
(インド、英国)
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