2025年のトルコ総人口は過去最多の8,609万人に達する一方、高齢化、少子化も進行
(トルコ)
イスタンブール発
2026年02月17日
トルコ統計機構(TUIK)が2月9日に発表した居住地登録を基に作成した人口統計
によると、2025年末のトルコの総人口は前年比42万7,224人(0.5%)増の8,609万2,168人に達し、過去最多となった。2023年は9万2,824人(0.1%)増、2024年は29万2,567人(0.3%)増と人口増加率が年々上昇する傾向にある。人口最多の県は、前年比5万2,451人増のイスタンブールで1,575万4,053人、総人口の18.3%を占めた。次いでアンカラ(591万320人)、イズミル(450万4,185人)、ブルサ(326万3,011人)、アンタルヤ(277万7,677人)だった。
また、外国人人口は総人口の1.8%を占め、国別でみると、最多がトルクメニスタンで17万411人、次いでイラク(前年最多)14万7,469人、アフガニスタン13万2,707人、ドイツ11万1,218人、アゼルバイジャン9万2,830人となっている。アジアでは、中国1万5,047人、韓国2,645人で、日本は1,601人だった。
人口構成をみると、平均年齢は34.9歳で若年層人口が依然として厚いものの、近年、平均年齢が上がり高齢化が進んでいる一面もある(添付資料図1、2参照)。
平均年齢上昇、合計特殊出生率は過去最低
平均年齢は2000年の24.8歳、2015年31.0歳と年々上昇しており2025年は前年比でも0.5歳上がった。平均年齢が最も高い県はシノップの44歳で、次いでギレスン、カスタモヌなど黒海圏の地域で平均年齢が高い。一方、平均年齢が最も低い県はシャンルウルファの21.8歳、次いでシュルナク、シイルトなど南東部の県が多く、地域格差が見られる。
合計特殊出生率を見ると、2024年は1.48と過去最も低く、県別では、イスタンブールが1.20、アンカラが1.15、イズミル1.17など、大都市圏、トルコ西側および黒海側の県を中心に低い数値となっている。一方、シャンルウルファは3.28人など南東部の県は高い出生率を維持している(2025年5月23日記事参照)(添付資料図3参照)。
生産年齢人口と定義される15~64歳人口の割合は、2000年は64.5%だったが、2015年に67.8%、2024年に68.4%、2025年は過去最多の68.5%に達する。一方、児童年齢層と定義される0~14歳人口の割合は、2000年の29.8%、2015年の24.0%、2024年の20.9%と減少の一途をたどっており、2025年は過去最少の20.4%となった。65歳以上人口の割合は、2000年5.7%、2015年8.2%、2024年10.6%と比較して、2025年は11.1%とこちらは過去最多割合だった。
トルコでは近年、雇用機会を求める若年層の都市部への流入による地域格差の拡大がある一方、都市部を中心に不動産価格や教育費、医療費などの物価高騰の影響などもあり、若者の結婚、出産離れにも影響していると言われる。ただし、結婚、出産についても地域間での差がある状況が続いている。
(井口南)
(トルコ)
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