2025年の日本のアフリカ向け対外直接投資(ネット)はマイナス2,281億円、中東向けは175億円
(日本、中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、南アフリカ共和国)
調査部中東アフリカ課
2026年02月20日
日本の財務省が2月9日に発表した国際収支に関する報道発表(速報)資料
によると、2025年の日本の対外直接投資の実行は99兆9,141億円、投資回収は67兆1,291億円で、ネットで32兆7,850億円だった。本邦企業による海外企業の増資引き受けなどがみられ、資産増(実行超)となったという。
日本からアフリカ向け対外直接投資の実行は1兆949億円、一方で、投資回収も多く1兆3,230億円となり、ネットではマイナス2,281億円だった。2025年に地域別でマイナスとなったのはアフリカのみだ。アフリカ向け投資実行のうち、約7割が南アフリカ共和国、投資回収も5割以上が南アだった。
また、2025年の日本から中東への対外投資実行は1,502億円、投資回収額は1,327億円で、ネットでは175億円となった。国別の投資実行額では、サウジアラビアへ496億円、アラブ首長国連邦(UAE)へ307億円だった。2カ国で中東向け投資実行額の約半分を占めた。また、2025年の対内直接投資(ネット)をみると、世界からの日本向けが7兆1,827億円で、そのうち中東からは130億円、アフリカからは5億円とわずかだった。
なお、2025年の対外証券投資をみると、世界で取得額が約699兆円だった。中東での取得額は2兆4,874億円、処分額が2兆2,964億円となり、ネットでは1,911億円となった。取得額および処分額において、サウジアラビアとUAEおよびバーレーンの3カ国でおよそ半分を占めた。アフリカでの取得額は4,933億円、処分額が4,527億円となり、ネットで406億円になった。対内証券投資は中東とアフリカでの処分額が多く、中東はネットでマイナス1兆8,309億円、アフリカはネットでマイナス408億円となった。
アフリカへの投資動向については、「日本からアフリカへの投資動向-アフリカ進出日系企業は増加傾向、投資分野は自動車、金融、鉱業など-」(2025年6月16日付地域・分析レポート)を参照。
(井澤壌士)
(日本、中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、南アフリカ共和国)
ビジネス短信 e7a6bb5fe8991387






閉じる