2025年の世界の航空貨物需要は前年比3.4%増で過去最高、中東0.3%増、アフリカ6.0%増

(中東、アフリカ、世界)

調査部中東アフリカ課

2026年02月18日

国際航空運送協会(IATA)の1月29日付プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、2025年の世界の航空貨物需要量(輸送量。国内・国際を含む)は、世界的なEコマースの好調が牽引し、前年比3.4%増で過去最高だった。2026年はやや鈍化し2.4%成長するとの予想だ。地域別の貨物需要量では、中東は0.3%増と微増だったものの、世界シェア13.2%を占めた。アフリカは6.0%の伸びを示したが、シェアは2.1%と小さい。

2025年の年間の航空貨物輸送能力(容量)をみると、中東の航空会社では前年比4.5%増加し、アフリカの航空会社では、7.8%増だった。また、2025年12月単月の航空貨物輸送能力は、中東の航空会社で前年同月比10.6%増、アフリカの航空会社で9.8%増となり、両地域で高い伸びを示した。

国際的な貨物輸送ルートをみると、アジアや欧米の間での輸送量が多いが、2025年に中東・アジア間はシェア7.4%、中東・欧州間はシェア5.2%を占めた。アフリカと世界各地域間の輸送量の中では、アフリカ・アジア間のルートの輸送量が多いものの、対世界シェアは1.3%にとどまり、前年からも1.9%減となった。2025年の主な貨物輸送ルートの輸送量シェアおよび前年比増減率は次のとおり。

  • アジア~北米:シェア23.4%(前年比0.8%減)
  • 欧州~アジア:21.5%(10.3%増)
  • 北米~欧州:13.5%(6.8%増)
  • アジア域内:7.4%(10.0%増)
  • 中東~アジア:7.4%(5.8%増)
  • 中東~欧州:5.2%(3.4%減)

なお、IATAによると、2025年の世界の航空旅客数は前年比5.3%増で過去最多、中東では6.8%増、アフリカでは9.4%増だった(2026年2月17日記事参照)。

(井澤壌士)

(中東、アフリカ、世界)

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