ウクライナ・中国ビジネス評議会総会、ウクライナ支部新会長は中国市場の開放を重視
(ウクライナ、中国)
キーウ発
2026年02月25日
ウクライナ・中国ビジネス評議会(UCBC)ウクライナ支部は2月16日、キーウのウクライナ商工会議所(UCCI)にて総会を開催し、ゲンナジー・ズブコ元ウクライナ副首相兼地域発展・建設・公共サービス相を新たな会長に選出した。UCBCウクライナ支部はUCCI傘下の組織。ズブコ氏は2014~2019年の副首相時代にウクライナ・中国政府間協力委員会のウクライナ側議長を務めていた。総会には馬升琨駐ウクライナ中国大使、オレクサンドル・ネチタイロ駐中国ウクライナ大使(オンライン)が参加したほか、両国の企業関係者が出席した。UCCIによると、UCBCウクライナ支部には企業105社が参加している。
ズブコ新会長は、中国側は両国間の貿易額を倍増させるという野心的な計画を持っていると指摘。しかしながら、それは中国への原材料供給量の増加により実現されるのではなく、ウクライナ企業・製品への中国市場の開放により実現されるべきだと強調した。
ウクライナ国家統計局の貿易統計によると、中国はウクライナの最大の輸入相手国である。2024年は前年比で37.4%の増加となる143億6,997万ドルであり、2位のポーランド(69億9,009万ドル)の2倍以上を記録した。また、中国はウクライナの4番目の輸出相手国であり、2024年は23億9,384万ドル(前年比0.5%減)だった(2025年5月30日付地域・分析レポート参照)。
UCCIは2025年5月22日、一帯一路貿易投資促進センターと共同で、キーウにてビジネスフォーラム「ウクライナ・中国ビジネス対話:協力の新たな地平」を開催した。UCCIのプレスリリースによると、ウクライナ市場への参入と協業に関心を持つ中国企業11社が参加した。その中には、建築資材・断熱ソリューション、包装・食品機器、家電製品、家庭用品、医薬品、リハビリテーション機器および義肢などの製造業者のほか、物流、観光、コンサルティングなどのサービスを提供する企業などが含まれる。
(坂口良平)
(ウクライナ、中国)
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