大塚製薬、エジプトでオロナミンC工場竣工、中東への輸出を7月から開始へ

(エジプト、日本)

カイロ発

2026年02月20日

大塚製薬のエジプト子会社、アラブ大塚ニュートラシューティカルズ(AON、注)は2月11日、炭酸栄養ドリンク「オロナミンCドリンク」の工場竣工(しゅんこう)を記念する式典をカイロ近郊テンス・オブ・ラマダン市において開催した(同社プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。試験生産を経たのち、2026年5月からエジプト国内で販売開始し、7月から中東エリアへ輸出する。

AONは2023年5月設立で、2024年4月に日本製オロナミンCの輸入販売を開始した(2024年5月16日記事参照)。直近の店頭小売価格は1本およそ30エジプト・ポンド(約100円、EGP、1EGP=約3.3円)で、カイロ市内ではスーパーマーケットのほかスポーツジムで人気の商品になっている。

大塚製薬全体では海外工場55カ所、海外R&D(研究開発)拠点15カ所を有し、エジプトでは1977年から輸液を生産しており、基礎輸液の国内流通量シェア6割を誇る。オロナミンCドリンクを生産する本工場は56カ所目の海外工場で、中東・北アフリカ(MENA)地域で初の生産拠点となる。工場は2024年10月27日に起工、2025年1月に政府からゴールデンライセンスを取得(2025年1月7日記事参照)、起工後1年3カ月あまりで竣工にこぎつけた。高効率の水処理システムと蒸気ドレン回収システムを導入し、水使用量を抑え環境負荷を低減している。

(注)「ニュートラシューティカルズ」は、健康維持に有用という科学的根拠をもつ食料および飲料を指す。Nutrition(栄養)とPharmaceuticals(医薬品)からなる造語。

(西澤成世)

(エジプト、日本)

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