タミル・ナドゥ州政府、ミネベアミツミと覚書締結
(インド)
チェンナイ発
2026年02月27日
インド南部タミル・ナドゥ(TN)州政府は2月16日、総合精密部品大手ミネベアミツミと工場建設に関する覚書を締結したと発表した。署名式にはM・K・スターリン州首相、T・R・Bラジャア工業相などが出席した。TN州によれば、チェンナイ北部オリジンズ工業団地において、多機能半導体および最新精密部品、研究開発拠点を設立する。投資総額は198億ルピー(約336億円、1ルピー=約1.7円)で、1,400人の雇用を見込む。うち、400人は研究開発を担う人材となる。早ければ2026年夏にも工場の建設を開始する。
TN州政府はミネベアミツミの進出について、ハイテク分野の製造技術に加えて、高度な設計とエンジニアリング、イノベーション能力をTN州にもたらし、同州の強みを高めるものとして、歓迎の意向を示した。
ラジャア工業相は、2月10日にチェンナイで開催された電気・電子産業関連展示会「SOURCE INDIA」(2026年2月19日記事参照)で、TN州の電気・電子部品の輸出額は、2025年度(2026年2月時点)で150億ドルとインド全体の41%を占めており、2026年度には45%になる見込みとしてTN州のエレクトロニクス産業の成長を強調した。
TN州には、新型コロナウイルスの感染拡大以降、鴻海精密工業傘下のフォックスコンが進出するなど、エレクトロニクス産業の集積が進展しており、電子部品の需要が高まっている。同産業がTN州に進出する際の魅力には、ユーザーへの近さ(顧客の存在)と良好な港湾インフラがあり、アジアから見ると最初の玄関口にあること、また、まとまった土地が確保できることなどが指摘されている。
署名式の様子(TN州政府投資誘致機関ガイダンス提供)
(白石薫)
(インド)
ビジネス短信 9336d8aaba2aa476






閉じる