米・イランが2月26日に第3回協議へ、イスラエルが警告、米国は外交基調を明確化

(イスラエル、米国、イラン、パレスチナ、スイス、オマーン)

テルアビブ発

2026年02月26日

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2月23日、イスラエルの国会にあたるクネセトで演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行い、「米国との同盟がかつてない水準に達しており、安全保障協力は歴史上もっとも強固だ」と強調した。ネタニヤフ首相は、ドナルド・トランプ米大統領の就任後に7回の首脳会談を重ねたことに言及し、「この2年半でイランとその代理勢力による1,000万人のイスラエル国民への脅威を押し返してきた」と述べた。その上で、イランの体制がイスラエルを攻撃すれば「想像を超える力で報復する」と警告し、抑止力の確固たる意思を示した。ユダヤ歴の祭日であるプリムを前に、国家的結束を呼びかけ、指揮官、兵士、国民への信頼を表明し、団結によってイスラエルの存続を確保する決意を示した。

トランプ大統領は2月24日の一般教書演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます2026年2月25日記事参照)で、中東をめぐる米国の関与について、ガザ情勢の沈静化や人質返還に言及するとともに、イランの核開発抑止に関しては2025年6月の対イラン攻撃を挙げ、強硬姿勢と外交交渉の双方を強調した。同大統領は、ガザの戦闘が低い水準にあり、人質の帰還が実現したと主張し、イランについては2025年6月の攻撃で「核兵器計画を壊滅させた」と述べ、外交による問題解決を第一としつつも「イランに核兵器保有を許さない」と明言した。

米国とイランは2月26日にスイスのジュネーブでイランの核問題を巡る第3回目の協議を開催する。オマーン外務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、仲介役となるオマーンのバドル・ビン・ハマド・アル・ブサイディ外相は2月22日に声明を発表し、今回の協議について「合意の最終化に向け、さらなる前向きな一歩を進めるためのもの」と述べた。

イスラエルの軍事衝突の関連情報は、ジェトロのイスラエルとハマスの衝突の特集イスラエルとイラン情勢の特集を参照。

(中溝丘)

(イスラエル、米国、イラン、パレスチナ、スイス、オマーン)

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