DHLサプライチェーン、マレーシア南部の物流拠点を拡充

(シンガポール、マレーシア)

シンガポール発

2026年02月04日

企業向けロジスティクス事業を展開するDHLサプライチェーンマレーシア(DHL Supply Chain Malaysia)は1月27日、マレーシア南部ジョホール州で、新拠点「サウスリージョンハブ2」を開設したと発表した。

同施設は、セナイ・エアポート・シティ(Senai Airport City)フリーゾーンに立地し、セナイ国際空港および南北高速道路(North-South Expressway)から車で約10分と交通利便性に優れる。延べ床面積1万8,000平方メートル超の同施設は、ジョホール州で拡大する物流需要への対応を目的としている。また、太陽光発電設備や雨水再利用システムを備えるなど、環境負荷の低減を図り、カーボンニュートラル運営を見据えた設計となっている。

トゥアス港やJS-SEZの開発を背景に、物流関連投資が活発化

周辺地域では、ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ、2025年1月9日記事2025年10月20日記事参照)の開発を見据えた物流施設の増強が相次いでいる。

シンガポールでは、2025年5月に不動産投資マネジメント会社であるESRグループ(ESR Group、本社:香港)が、西部ジュロン地区で約14万3,000平方メートルの自動化倉庫「サンビュー・ロジスティックス&コンテナ・ハブ」の開発計画を発表した。同プロジェクトには、東急不動産を中心とするコンソーシアムが参画しており、シーバ・ロジスティックス(CEVA Logistics、本社:フランス)などがアンカーテナントとして入居予定だ。

また、同年11月には、NXシンガポール〔Nippon Express (Singapore)〕が、西部トゥアス地区の「トゥアス・グローバル・ロジスティクス・センター」の拡張工事を完了した。今回の増床(約9,200平方メートル)により、総面積は約4万平方メートルに達した。同センターは、開発が進むトゥアス港や、JS-SEZに近接しており、拡張により域内の物流需要拡大への対応を強化する。

(中島諒士)

(シンガポール、マレーシア)

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