バングラデシュで日本産食材サポーター店の認定記念フェアを開催

(バングラデシュ、日本)

ダッカ発

2026年02月13日

ジェトロは20251112月、バングラデシュの首都ダッカで「海外における日本産食材サポーター店」の一環となる日本産食材のプロモーションイベントを実施した。

日本産食材サポーター店の日本食レストラン「IZAKAYA」の3店舗および「匠-TAKUMI」の2店舗と連携し、各店舗が12カ月間の記念フェアを実施した。期間中、たこ焼き、明太子(めんたいこ)うどん、ゴーヤチャンプルー、照り焼きチキン、抹茶黒蜜白玉きなこ、ラーメンなど、多様な日本食メニューが提供された。従業員は伝統衣装の法被を着用して接客を行い、視覚的に日本文化を楽しめる工夫も凝らした。

写真 両店の記念フェアで提供されたメニュー(ジェトロ撮影)

両店の記念フェアで提供されたメニュー(ジェトロ撮影)

IZAKAYAのジャルジズ・アリ運営統括責任者は、「記念フェアを通じて、顧客から本格的な日本食レストランとしての信頼を得ることができた。直近では、ラーメンを新メニューに追加した。今後も現地で受け入れられる日本産食材やメニューを追求したい。バングラデシュ市場に関心のある日本企業には、現地渡航を推奨したい。当地日本食レストランの質やサービスを体感することで、商品提案を含めビジネスの可能性を模索しやすくなる」と語った。

写真 IZAKAYAでの記念フェア準備の様子(ジェトロ撮影)

IZAKAYAでの記念フェア準備の様子(ジェトロ撮影)

また、TAKUMIの喜久山章太マネージャーは「新しくユニークな経験を求める顧客は、日本産食材を使用した期間限定のメニューに魅了されていた。料理のコンセプトや背景の説明書きのあるメニューがきっかけで、従業員は顧客との会話が一層弾んだようだ」と述べた。

写真 TAKUMIでの記念フェアの様子(ジェトロ撮影)

TAKUMIでの記念フェアの様子(ジェトロ撮影)

IZAKAYAに訪れた現地大学院生の男性は、「日本産食材を使っていると知った時、日本を体験できる感覚を持った。フェイスブックやインスタグラムなどで事前の告知があれば、友人や家族と一緒に来られたのに」とコメントした。

バングラデシュでは人口が1億7,000万人を超え、中間所得層が拡大している。このため、日本食市場の成長余地は大きい。一方、日本産食材の流通量は限定的で、価格やサプライチェーン面での課題も多い。飲食店からは、日本からの正規輸入ルート拡充への要望が寄せられており、今回のようなプロモーション活動が日本食市場の発展に向けた契機になると期待される。

(イスラット・ジャハン、箕浦智崇)

(バングラデシュ、日本)

ビジネス短信 63c40b630330c5e1