広東省、2025年の実質GRP成長率は前年比3.9%

(中国)

広州発

2026年02月06日

中国の広東省統計局は1月30日、同省の2025年の実質域内総生産(GRP)が前年比3.9%増の14兆5,846億7,600万元(約320兆8,629億円、1元=約22円)だったと発表した。中国全体の2025年の実質GDPは5.0%増の140兆1,879億元(2026年1月20日記事参照)で、これに占める広東省の割合は10.4%となった(添付資料表参照)。

主要経済指標をみると、広東省の消費(社会消費品小売総額)は前年比2.8%増となった。このうち、商品小売額は2.8%増、飲食業収入は2.7%増だった。

投資(固定資産投資額)は前年比17.3%減となり、前年の4.5%減から大幅に落ち込んだ。内訳をみると、不動産開発投資が23.6%減で、投資全体を下押しした。一方、設備更新政策の実施により設備投資は3.7%増となった。また、工業投資のシェアは全体の38.4%を占め、引き続き重要な役割を果たしている。特に、デジタル化とイノベーション関連分野への投資が伸びており、インターネット関連サービス投資は前年の2.1倍、研究開発投資は24.3%増となった。

税関総署広東分署の統計によると、貿易総額は前年比4.4%増の9兆4,942億元、中国全体に占める広東省の割合は20.9%となった。うち、輸出額は2.5%増の6兆349億元、輸入額は7.8%増の3兆4,593億元だった。

主要都市別では、広州市のGRPは前年比4.0%増の3兆2,039億4,600万元で、中国全体の実質GDP成長率(5.0%)を下回り、目標としていた「5%前後」も下回った。社会消費品小売総額は5.5%増の1兆1,032億元となり、一定規模以上企業の小売額では家具類が 70.9%増と大幅に伸びた。一方、固定資産投資は6.7%減だった。貿易総額は10.4%増の1兆2,407億元、うち輸出額は17.8%増の8,257億元となった一方で、輸入額は1.9%減の4,151億元となった。一定規模以上の工業企業の工業生産増加額(付加価値ベース)は1.2%増だった。うち、3大支柱産業では、自動車製造業が1.6%減となった一方、電子製品製造業は1.4%増、石油化学製造業は4.1%増となった。

深セン市のGRPは前年比5.5%増の3兆8,731億8,000万元で、中国全体の実質GDP成長率(5.0%)を上回った。社会消費品小売総額は2.3%増の1兆259億9,300万元となった。一方、固定資産投資は21.7%減と大幅な減少になった。貿易総額は1.4%増の4兆5,534億元、うち輸出額は2.6%減(2兆7,388億元)となった一方で、輸入額は8.0%増(1兆8,146億元)だった。

(黄子珊)

(中国)

ビジネス短信 39b7af507fc70705