サンフランシスコで沸くライフサイエンスの活気、バイオテック・ショーケース2026開催

(米国)

海外展開支援部販売開拓課

2026年02月26日

米国・サンフランシスコで202611214日(リアル会期)および12122日(バーチャル会期)に、バイオテクノロジー分野のカンファレンスである「バイオテック・ショーケース2026Biotech Showcase 2026外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が開催された。本イベントは、同時期に開催されるJ.P.モルガン・ヘルスケアウイークに合わせて毎年開催されるもので、パートナリングシステム(注1)によるバイオ系企業と投資家・製薬企業とのマッチングの場として知られている。また、創薬シーズ以外にも、創薬基盤技術などのテック系や開発製造受託(CDMO)といったサービス系のトピックが活発に取り上げられているイベントである。

なお、同時期のサンフランシスコでは、上記イベントに加え、「Redefining Early Stage InvestmentsRESI)」や「BIOパートナリング」といった、複数のバイオ分野のパートナリングイベントが並行して例年開催されており、上記のJ.P.モルガンのイベントを軸に、投資家、製薬企業、スタートアップなどの世界中のヘルスケア関係者がサンフランシスコに一堂に会した。

今回のバイオテック・ショーケースは世界35カ国から約3,200人の参加者と約1,200人の投資家を集め、パートナリング面談は6,000件を超えた。また、パートナリング面談機会以外にも、スタートアップ企業によるプレゼンテーションや投資家や企業によるシンポジウムなどが開催された。他のバイオ系展示会に比べて展示ブースの規模は大きくないが、投資を呼び込みたい企業にとってはパートナリング面談の機会がより重要となるだろう。

参加した日本企業の話では、「本イベントを、6月に行われる『BIO インターナショナル・コンベンション外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます』(注2)や11月の『BIO -Europe』(2025年11月26日記事参照)で面談した企業とのフォローアップ機会に役立てている。また、他のカンファレンスよりも投資家向けの色が強い」といった声や、「この時期のサンフランシスコは世界中からヘルスケア関係者が集結するため、情報収集や新たな関係構築の面で欠かせない機会だ」といった声が聞かれた。サンフランシスコの街のいたるところに、本イベントや上記イベントのバッジを身に着けている参加者がおり、周辺ホテルなどでは多くのネットワーキングやシンポジウムも開催されていた。

写真 会場メインホールの様子:ホールを取り囲むように小規模の展示ブースがある(ジェトロ撮影)

会場メインホールの様子:ホールを取り囲むように小規模の展示ブースがある(ジェトロ撮影)

写真 会場内パートナリング面談ブースの様子(ジェトロ撮影)

会場内パートナリング面談ブースの様子(ジェトロ撮影)

(注1)商談相手の探索、商談設定、記録管理などを一貫してサポートする商談プラットフォーム。欧米いずれのイベントでも、参加者はこのシステムを活用して、事前に会期中の商談を設定していく。

(注2)次回のBIOインターナショナル・コンベンションは、2026年6月22~25日にカリフォルニア州サンディエゴで開催予定。

(田中大也)

(米国)

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