サウジアラビア、2025年の実質GDPは前年比4.5%増に、IMFは2026年見通しを上方修正

(サウジアラビア)

リヤド発

2026年02月05日

サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)は2月1日、2025年(1〜12月)の実質GDP成長率(速報値外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公表した。2025年の実質GDPは前年比4.5%増とプラス成長を記録し、2025年第4四半期(10〜12月)は前年同期比4.9%増と堅調な伸びを示した。

産業別では、石油部門が最も高い伸びを示し、第4四半期は前年同期比10.4%増、通年では5.6%増となった。非石油部門も安定した拡大が続き、第4四半期は4.1%増、通年では4.9%増となった。政府サービス部門は第4四半期に1.2%減となったが、通年では0.9%増とプラス成長を確保した。

季節調整済み実質GDPでは、2025年第4四半期が前期比1.1%増となった。産業別では、石油部門が1.4%増、非石油部門が1.3%増と改善した一方、政府サービス部門は0.2%減とわずかに縮小した。

IMFは1月19日に発表した「世界経済見通し(更新版外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」で、同国の2026年成長率予測を4.5%とし、2025年10月予測から0.5ポイント上方修正した(2025年11月5日記事参照)。1月20日付アラビア語紙「Asharq Al Awsat」は、上方修正の要因として、石油生産の増加に加え、経済改革の進展により拡大が続く非石油部門の成長見通し、政府および政府関連機関による高水準の支出、新規プロジェクトの稼働拡大、民間消費の活発化などを挙げ、同国が強固な成長基盤を維持していると報じた。

(林憲忠)

(サウジアラビア)

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