北京市・東北地域、中国初の高速鉄道へのスキー用具持込みサービスを試行
(中国)
大連発
2026年02月13日
中国の鉄道部門は、2025年12月7日から北京市と河北省張家口市(注1)を結ぶ京張高速鉄道の8路線において、列車番号の頭にGが付いた列車で「雪具便利行(スキー用具持込みサービス)」を初めて試行した。さらに、2026年1月15日からは、同路線において列車番号の頭にDが付く列車も対象に追加された。これに続き、2026年1月15日から東北地域の6路線でも同様のサービスを試行した。乗客がオンラインで同サービスを予約すれば、スキー用具を列車に持ち込むことができる(注2)。
同サービスの主な内容は次のとおり。
〇試行時期:北京市~張家口市は2025年12月7日から2026年スキーシーズン終了まで(公式発表の日程に準拠する)、東北地域は2026年1月15日から2026年スキーシーズン終了まで
〇対象となる区間、列車、駅:
- 北京市~張家口市:北京北駅~崇礼駅(G7831~G7838番高速列車)、対象駅は北京北駅、懐来駅、下花園北駅、清河駅、八達嶺長城駅、崇礼駅、太子城駅、東花北駅。
- 東北地域:ハルビン西駅~通化駅(D548/549番高速列車、D547/550番高速列車)、瀋陽北駅~瀋陽北駅(G8131/8134番高速列車、G8132/8133番高速列車)、長春西駅~長春駅(G8135/8138番高速列車、G8136/8137番高速列車)、対象駅は瀋陽北駅、撫順駅、通化駅、長白山西駅、長白山駅、吉林駅などの18駅。
〇列車識別マーク:サービス対象列車には、列車の予約アプリ上で「雪」の文字が識別マークとして表示されている(添付資料図1参照)。
〇持ち込み可能なサイズ:
- 北京市:縦・横・高さの合計が2メートルを超えないスキー用具。
- 東北地域:縦・横・高さの合計が1.3~2メートルのスキー用具。
〇持ち込み価格:北京~張家口市68元(約1,496円、1元=約22円)、東北地域98元。
- 予約方法:中国国家鉄道集団が運営する公式の高速鉄道・列車予約アプリ(「12306」アプリ)で指定列車のチケットを購入後、購入完了ページで「スキー用具サービス」またはアプリのトップページから「スキー用具サービス」を選択して予約・支払いを行うことができる(添付資料図2、図3参照)。予約受付は発車10分前までとなり、発車1時間前まではキャンセル可能。
〇乗車手順:予約した乗客は、乗車当日に梱包したスキー用具を持ち、「雪具便利行」の表示があるゲートを通って保安検査・改札を受ける。改札を経て乗車後、列車係員の案内に従って近くの「スキー用具置き場」に用具を置く。
同サービスによって、スキー愛好者の旅行の利便性を高めるとともに、氷雪スポーツ産業の発展を促し、氷雪経済の活性化に寄与することが期待される(注3)。
(注1)河北省張家口市は2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピックで競技会場の1つに選ばれ、同会場ではスキー競技などが行われた(2021年1月7日記事参照)。
(注2)なお、中国の鉄道では、列車番号の頭にG、D、Cが付いた列車において、通常手荷物の縦・横・高さの合計が1.3メートル以上の荷物の持ち込みは不可となっている。
(注3)中央政府はウインタースポーツなどの氷雪経済関連産業を振興する方針を示しており、その中で特に東北地域は同経済発展の先進地域とすると位置づけられている(2024年11月12日記事、同12月13日記事参照)。遼寧省政府も氷雪経済の発展に向けた支援策を打ち出している(2025年6月6日記事参照)。
(呉暁東)
(中国)
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