2025年の重慶市の自動車生産台数は278万台、新エネルギー車が大幅増の129万台

(中国)

成都発

2026年02月02日

中国の重慶市統計局は1月26日、2025年の同市における自動車生産台数が278万7,700台(前年比9.7%増)に達したと発表した。このうち、新エネルギー車(NEV)の生産台数は129万6,000台(前年比36.0%増)と大幅な伸びを示した。

同市の自動車生産台数は、2016年に315万6,200台を記録して以降、2019年まで前年比で減少が続いたが、2020年から増加に転じ、2022年には再び200万台を突破した。1月21日付の「中国経済網」は、重慶市政府が2018年12月に発表した「自動車産業の転換およびグレードアップを加速するに関する意見」において、NEV、インテリジェント・コネクテッドカーを産業のレベルアップの方向性として明確に示したと指摘。その後、重慶市に本社を置く長安汽車や賽力斯集団(セレス)といった自動車メーカーは、テクノロジー企業や電池メーカーなどと連携を強化する動きを相次いでみせた(2024年12月12日付地域・分析レポート参照)。

長安汽車の公式発表資料によれば、同社の2025年の生産台数は276万6,302台(前年比5.4%増)と堅調に推移した。このうち、NEVの生産台数は111万8,022台(53.7%増)と大幅に増加した。また、同年の新車販売台数は過去最高となる291万3,042台(8.5%増)で、6年連続で前年比増を達成。うち輸出台数は63万7,000台(18.9%増)となり、企業別の輸出台数で4位に位置した(2026年1月19日記事参照)。

セレスの公式発表資料によれば、同社の2025年の販売台数は47万2,269台(前年比10.6%増)となった。同社は2026年1月13日、中国の大手テクノロジー企業の華為技術(ファーウェイ)と共同開発した車種「問界(AITO)」の累計生産台数100万台目を記念したラインオフ式を実施したと発表した。現地報道によると、セレスの張興海董事長は、「今後2年以内に問界(AITO)の累計販売台数200万台を達成する」との目標を明らかにした(「第一財経」1月13日)。

(王植一)

(中国)

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