ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領がトルコを訪問、貿易拡大と輸送ルート開発に合意

(ウズベキスタン、トルコ)

タシケント発

2026年02月09日

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は1月29日、トルコを公式訪問した。訪問中、両国は包括的戦略パートナーシップ関係を強化する方針を確認し、相互貿易の拡大や両国間の輸送回廊を発展させていくことで一致した。

トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領とミルジヨエフ大統領が参加した第4回ハイレベル戦略協力評議会会合では、共同声明および包括的戦略パートナーシップ枠組みにおける協力メカニズムに関する共同声明および決定が署名された。さらに、両国大統領の立ち会いの下、経済・金融、国際輸送回廊開発、鉱業、特別経済区の開発、保健・教育・軍事医療、移民などの各分野に関する政府間協定および2026~2027年の外務省間協力プログラムが署名された。

経済分野では、両国は今後数年で貿易額を50億ドルに引き上げることを目標に設定した。2国間貿易額は2021年の34億ドルから2025年は30億2,000万ドルに減少していた。これを回復させるため、2023年7月1日に発効した両国間の特恵貿易協定(2023年7月10日記事参照)の対象品目の拡大などが計画されている。

両国は、輸送回廊のさらなる発展にも合意した。今回の訪問では、中央回廊およびトルコの海港利用に関する協定が署名され、同ルートを通過する貨物に対する国境手続きの簡素化や貨物関連書類のデジタル化が盛り込まれた(「ウズベキスタン24」1月31日付)。

さらに、中央回廊経由の貨物輸送の中継地点であるカスピ海での貨物の滞留が継続している問題を踏まえ、イラン側と3者会合を開催し、イラン領内通行許可の枠を拡大する計画も確認された。中国、中央アジア、欧州を結ぶ南回廊であるウズベキスタン~トルクメニスタン~イラン~トルコのルートにおいて、今回の訪問で署名された協定に基づき、コンテナ鉄道輸送が開始されることになった(「Uza.uz」1月29日付)。現在、このルートでは年1,000万トンの自動車輸送が行われている。輸送分野におけるトルコとの一連の連携強化について、ウズベキスタンのイルホム・マハカモフ運輸相は「ウズベキスタンにとってトルコは、欧州および米国市場へアクセスするための国際輸送回廊利用において戦略的に重要な国だ」と述べ、その意義を強調した(「ウズベキスタン24」1月31日付)。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン、トルコ)

ビジネス短信 14b454712dd1544f