マルチ・スズキ、グジャラート州コーラジ工業団地の土地を取得
(インド)
アーメダバード発
2026年01月14日
インド自動車最大手マルチ・スズキが1月12日にインド証券取引所に提出した適時開示資料によると、同社取締役会は新工場設立に向けてグジャラート(GJ)州サナンドのコーラジ(サナンドIII)工業団地における土地取得を承認した。同社は2024年1月に開催された同州の投資誘致イベント「バイブラント・グジャラート・グローバル・サミット」でGJ州に新工場を設置する計画を発表していた(2024年1月16日記事参照)が、具体的な場所はこれまで明らかになっていなかった。
コーラジ工業団地はグジャラート州産業開発公社(GIDC)が運営する州営工業団地で、GJ州の中心都市アーメダバードの西方約40キロの場所に位置し、日系の自動車部品サプライヤーやタタ・モーターズの生産拠点が立地するサナンドII工業団地に近接する。物流面では、アーメダバードと州西部とを結ぶ幹線道路(州道17号線)のほか、主要港湾であるムンドラ港やピパバブ港に向かう鉄道に隣接し、貨物輸送専用鉄道である西部専用貨物回廊(WDFC)からも近く、輸出にも有利だ。
今回の新工場建設のために、同社取締役会は土地取得および造成・準備工事費用として総額496億ルピー(約893億円、1ルピー=約1.8円)の投資を承認した。新工場の面積は約700万平方メートル(約1,750エーカー)におよび、年間で最大100万台の生産能力を段階的に追加する方針だ。同社は現在、北部ハリヤナ州グルグラム、マネサール、カルコダ、GJ州ハンサルプールに工場を持ち、合わせて年間約260万台の生産能力を有する一方、既存工場はフル稼働の状態にある。同社のプレスリリースでは、新工場建設について「輸出を含めた市場の成長」への対応を目的としていると説明している。
コーラジ工業団地(ジェトロ撮影)
(吉田雄)
(インド)
ビジネス短信 cbab99ecaa5578cb




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