瀋陽市、新しい消費の形態・モデル・シーンのパイロット都市として重点プロジェクトを支援

(中国)

大連発

2026年01月09日

中国・遼寧省瀋陽市商務局は12月24日、「新しい消費の形態・モデル・シーンのパイロットプロジェクトの申請・登録に関する通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を公布し、該当プロジェクトの受け付けを開始した。同通知は、同市が、中央政府が推進する新しい消費の形態・モデル・シーンのパイロット都市(2025年9月24日記事参照)に採択されたことを受けて、中央政府から支給される4億元(約88億円、1元=約22円)の補助金を活用し、消費アップグレードに向けた施策を実行するもの。

同通知によると、支援する分野は(1)首発経済(注1)サービス体系の整備、(2)多様なサービス消費シーンの創出、(3)優良な消費リソースと知名度のあるコンテンツIP(Intellectual Property:知的財産)のコラボレーション、の3つとなっている(詳細は添付資料表参照)。支援対象としては、実行中および実行計画中の新規プロジェクトに重点を置き、対象プロジェクトの実行開始時期は2025年10月以降、実行完了時期は2027年6月30日までと規定されている。

一方、通知では支援対象外のプロジェクトについても明記した。例えば、中央財政資金や国債による支援を受けているプロジェクトは支援対象外となるほか、インフラの新規・拡張建設、一般的な内装、短期間のみのイベントまたは一時的な消費シーンなども支援対象外となる。

瀋陽市統計局の発表によると、同市の2025年上半期の小売総額は前年同期比6.0%増の2,051億6,000万元となり、2年連続で全国平均の伸び(注2)を上回った。今後、パイロットプロジェクトの推進によって、同市の消費のさらなる活性化が期待される。

(注1)「首発経済」とは、企業による新製品の発表、新業態・新モデル、新サービス、新技術の導入、店舗の開業などの経済活動の総称。これまでになかった新たな製品やブランドを出店することで、経済を振興させることを目的とする。

(注2)2025年上半期の全国の消費を示す社会消費品小売総額は前年同期比5.0%増だった(2025年7月25日記事参照)。

(李穎)

(中国)

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