ジェトロ、メキシコ進出日系自動車メーカー向けに現地調達支援の商談イベント開催

(メキシコ)

メキシコ発

2026年01月07日

ジェトロは20251210日、メキシコに進出する日系自動車メーカーの現地調達支援(注)の一環として、メキシコ州にある日産の現地法人、日産メヒカーナの施設内で、自動車部品商談イベント「NISSAN-JETRO Suppliers Day」を開催した。

同商談イベントには、日産メヒカーナがメキシコ国内もしくは米国からの調達強化を希望するアルミダイカスト部品、ゴム部品、電子部品などを製造する在メキシコのサプライヤー40社(日系企業2社含む)が参加した。

イベントは、事前マッチング制の商談会形式と、サプライヤーの部品サンプルを展示する展示会形式を組み合わせたかたちで実施された。日産メヒカーナからは、調達、エンジニアリング、研究開発、デザイン部門などの担当者100人以上が参加し、サプライヤーとの商談が盛んに行われた。

写真 商談イベントの様子(ジェトロ撮影)

商談イベントの様子(ジェトロ撮影)

参加した日産メヒカーナの担当者からは、「現地調達率向上に向けて新規のサプライヤーと出会う良い機会となった」「国際水準の供給能力を持つサプライヤーと知り合うことができた」など、本商談イベントが、現地調達率向上に向けたサプライヤー開拓に役立ったというコメントが目立った。また、サプライヤー側からも「普段接点を持つことが難しい自動車メーカーとの良いコンタクト機会となった」「自社の生産能力などをアピールする良い機会になった」などと、前向きなコメントが多く寄せられた。

メキシコでは202512月、一般(MFN)関税率を大幅に引き上げる輸出入関税法(LIGIE)改正が可決され、20261月に施行された(2025年12月12日記事参照)。今後、メキシコに進出する自動車関連企業の現地調達ニーズはこれまで以上に高まるとみられる。実際、日産メヒカーナのラテンアメリカ地域調達責任者であるフアン・ガルシア・ベルナル氏はイベントの開会あいさつで、「関税引き上げという課題に対処するには、在メキシコサプライヤーとの協力、(サプライヤーと)双方向のコミュニケーションが不可欠だ」と強調した。

(注)ジェトロは、現地調達支援の一環としてほかにも、ローカルサプライヤーを訪問、ヒアリングし、「メキシコの現地自動車部品サプライヤー情報」にまとめている。在メキシコ出日系自動車メーカーや日系自動車部品メーカーの購買担当者向けに情報提供を行っている。

(原大智、山中真菜)

(メキシコ)

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