習国家主席と韓国李大統領による首脳会談、科学や文化などで協力体制を強化
(中国、韓国)
北京発
2026年01月16日
中国の習近平国家主席は1月5日、北京市で韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談を行った。両者の会談は2025年11月に韓国慶州市で行われた首脳会談以来となる(2025年11月5日記事参照)。
中国外交部の発表によると、会談では、習国家主席は次のように述べた。
- 私(習国家主席)は李大統領と既に2度会談し相互訪問を実現した。これは、双方が両国間の関係を重視していることを示している。中国は一貫して中韓関係を周辺外交の重要な位置に設定しており、対韓政策の継続性と安定性を維持している。
- 中国側は韓国側と共に、友好協力の方向性を確固として堅持し、互恵・ウィンウィンの理念を堅持、中韓戦略的協力パートナーシップを健全な軌道に沿って前進させ、両国国民の福祉を着実に増進し、地域および世界の平和と発展に前向きな力を与えていく。
- 中韓の経済関係は緊密であり、両国の産業チェーンとサプライチェーンは深く連結し、互恵的協力を構築している。両国の発展戦略の連携と政策面の協調を強化し、共通の利益を拡大し、人工知能(AI)、グリーン産業、シルバー経済などの新興分野でより多くの協力の成果を創出すべきである。また、双方は人的往来を活性化し、青少年、メディア、スポーツ、シンクタンク、地方などの交流を行い、ポジティブなメッセージが世論の主流となるよう努めるべきである。
会談後、両国首脳の立ち会いの下で、科学技術イノベーション、人的交流、生態環境、交通運輸、経済貿易協力などの分野における15件の覚書(MOU)が締結された(注)。
なお、韓国・大統領室の発表によると、今回の会談で韓国側は、中韓戦略的協力パートナーシップが相互にとって貴重な外交的資産であることを再確認し、首脳会談を年1回以上開催することに合意したとしている。また、外交や安全保障を含む各分野の戦略対話も今後、段階的に復活させていくとしている。
(注)韓国・大統領室の発表では14件。
(亀山達也)
(中国、韓国)
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