Comic Fiesta2025が開催、20社超の日系企業・団体が出展

(マレーシア)

クアラルンプール発

2026年01月16日

マレーシアの首都クアラルンプールで2025122021日に、東南アジア最大級のマンガ、アニメ、ゲームイベント「Comic Fiesta 2025外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。同イベントは2002年から開催されており、今回の来場者数は2日間で75,000人に達した(主催者発表)。来場者は企業ブースで限定商品の購入、来場したアーティストとの交流イベント、ライブへの参加、コスプレなどを楽しんだ。

個人販売ブースを除く企業出展エリアには、202510月に三井ショッピングパークららぽーとブキッ・ビンタン シティ センター(LaLaport BBCC)に正式オープンしたアニメイトやKADOKAWA Gempak Starz、バンダイ、マレーシア紀伊國屋書店など、過去最多となる20社以上の日系企業・団体が出展した。主催者によると、日系企業の出展としては過去最多の規模だという。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

このうち、クリエーターの作品を投稿、共有するプラットフォームを展開するピクシブは、初めてComic Fiestaと連携しイラストレーションコンテスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを開催した。同コンテストでは、ピクシブのプラットフォーム上で事前に募集した作品の中からファイナリストを選出し、イベント当日に同社ブースで展示したうえで、オンライン投票と会場投票を組み合わせて最優秀賞を決定した。

同社海外推進セクションの櫻岡氏によると、コンテストには1カ月間で179作品の応募があり、そのうち11点をファイナリスト作品として展示した。同氏は、「欧米など他国と比較しても、マレーシアでは、来場者が実際にブースを訪れて投票してくれる数が多く、想定以上に反応が得られた」と話した。作品についても、「マレーシアはタイやインドネシア同様にレベルの高い作品が多く、各国の文化を反映した特徴が見られる」と評価した。イラスト制作には一定の機材がそろっていることが必要であることを踏まえ、「1人当たりの所得水準が比較的高いマレーシアは市場性が高い」との見方を示す。今後について、「イベントなどを通じてマレーシアのユーザーを増やしていきたい」と述べた。

写真 ピクシブブースの様子(ジェトロ撮影)

ピクシブブースの様子(ジェトロ撮影)

IMFによると、2024年の1人当たりGDPは1万2,541ドルで、ASEANの中ではシンガポール、ブルネイに次ぐ第3位だ。また、マレーシア政府の発表によると、2025年第3四半期の実質GDP成長率は前年同期比5.2%(2025年11月19日記事参照)と好調で、域内ではマンガ、アニメ、ゲームの進出先として市場が堅調に拡大している。

(都築佑樹、山本翔太)

(マレーシア)

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