中国、鉄鋼や自動車分野などでのリサイクル普及を促進
(中国)
北京発
2026年01月07日
中国国家発展改革委員会など7部門は2025年12月31日、「リサイクル材料の応用普及アクションプラン」(発改環資[2025]1681号)
を発表した(文書は12月23日付)。廃棄物循環利用システムの整備と循環型経済の発展を推進する重要な手段として、リサイクル材料応用の普及を強化するため制定したものとしている。鉄鋼、非鉄金属、プラスチック、紙などを重点に、リサイクル材料の供給能力を向上させ、応用範囲を拡大するとした。また、2030年までに廃棄物循環利用システムを整備し、リサイクル材料の普及・応用に関する標準や認証を段階的に構築するとした。
同アクションプランでは、リサイクル材料の供給能力の向上として、再生鉄鋼の供給能力の強化、再生非鉄金属の供給水準の向上、高品質再生プラスチックの生産能力の向上、再生紙などのそのほかのリサイクル材料供給の強化、廃棄物回収システムの整備の5点が挙げられた。また、重点製品におけるリサイクル材料の応用強化として、自動車、電気・電子製品、電池、繊維・包材の4分野が主な対象として挙げられた。
制度面では、標準・認証の整備とリサイクル材料データトレーサビリティ管理の推進が示された。政策面では、リサイクル材料の炭素排出削減市場化メカニズムの整備、リサイクル材料の応用普及に向けた奨励策の健全化、海外再生原料の利用推進が挙げられた。
国家発展改革委員会は同アクションプランについて、大規模設備更新と消費財買い替え政策の実施(2025年1月16日記事、2026年1月6日記事参照)により、中国における廃棄設備と消費財の回収量・解体量が大幅に増加しており、資源の循環利用と有効活用をさらに促進するための条件を整えたと解説している。また、同アクションプランでは2030年までにそれぞれ年間で、鉄スクラップ3億トン、古紙8,000万トンをリサイクルし、再生非鉄金属2,500万トン、再生プラスチック1,950万トンを生産することを目標としていると説明した。
(亀山達也)
(中国)
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