2025年度第3四半期の乗用車・二輪・三輪販売が過去最高、前年同期比で2桁成長

(インド)

ベンガルール発

2026年01月30日

インド自動車工業会(SIAM)は1月13日、2025年度第3四半期(2025年10~12月)および、2025年1~12月、12月単月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。

2025年度第3四半期の国内販売台数は、乗用車が前年同期比20.6%増の127万6,073台、二輪車が16.9%増の569万6,238台、三輪車が14.0%増の21万5,211台でいずれも2桁成長を達成し、第3四半期として過去最高を記録した。自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車、その他を含む)では、17.6%増の747万7,607台だった(添付資料表1参照)。

2025年(1~12月)の年間販売台数では、全セグメントで前年を上回った。乗用車は前年比5.0%増の448万9,717台と、過去最高を更新した。二輪車は4.9%増の2,050万639台で、過去最高の2018年には及ばなかったものの安定した伸びをみせた。三輪車は8.2%増の78万8,429台で、乗用車と同様に過去最高となった(添付資料表1参照)。

SIAMのシャイレシュ・チャンドラ会長は、「2025年はインド自動車産業にとって節目の年となった。上半期は低調に始まったものの、所得税減税や政策金利の引き下げ、物品・サービス税(GST)2.0改革(2025年9月25日記事参照)といった政策的後押しにより需要が改善した結果、乗用車、三輪車は年間販売で過去最高を記録し、二輪車も歴代2位の規模となった」と説明した。さらに「2026年についても、安定したマクロ経済と政策の継続で、引き続き成長が見込まれる」との見通しを示した。

12月単月では、乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕の国内販売台数は前年同月比26.8%増の39万9,216台と、引き続き力強い2桁成長を記録した(注)。内訳は、一般乗用車が36.6%増、UVが26.9%増と大きく伸びた。二輪車は、39.4%増の154万1,036台と急成長を見せ、スクーター(42.1%増)、オートバイ(37.7%増)、モペッド(39.4%増)の全セグメントで大幅に伸びており、需要の高さが明らかになった(添付資料表1参照)。

12月単月のメーカー別乗用車販売では、首位のマルチ・スズキが前年同月比37.3%増の17万8,646台と大幅に伸び、単月でのシェアが51.2%に達した。2位のマヒンドラ&マヒンドラも23.0%増の5万946台と高い伸びを維持した。トヨタ・キルロスカは37.4%増と成長を加速させ、起亜は2.1倍と最も高い伸びを記録した。なお、統計に含まれないタタ・モーターズは5万46台で、マヒンドラに匹敵する販売規模だった(添付資料表2参照)。

二輪車のメーカー別販売(12月)では、ヒーローが前年同月比42.5%増の41万9,243台、ホンダが44.8%増の39万2,306台、TVSモーターが53.6%増の33万362台と、上位3社はいずれも40%以上の高い成長率を記録した。スズキ(24.1%増)、ロイヤルエンフィールド(37.2%増)、ヤマハ(49.3%増)も20%以上の成長となり、市場全体の拡大を後押しした。また、電動二輪のエイサー・エナジーも87.6%増と、引き続き高い伸びを維持している(添付資料表3参照)。

(注)SIAM発表の統計では34万9,170台だが、この数字に含まれていない地場企業タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズの販売台数を含めると39万9,216台になる。なお、四半期および年間販売台数には、同社の販売台数も含まれている。

(小柴里沙)

(インド)

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