トランプ米政権の対ベネズエラ軍事力行使への不支持が52%、共和党支持者は大多数が支持、世論調査
(米国、ベネズエラ)
調査部米州課
2026年01月08日
米国は1月3日にベネズエラでニコラス・マドゥーロ大統領を拘束し、米国へ移送した(2026年1月5日記事参照)。最近の米国の世論調査では、今回の措置について不支持が支持を上回ったが、共和党支持者に限れば大多数が支持する結果となった。
CBSニュースは1月7日、ベネズエラのマドゥーロ政権打倒に向けた米軍事力行使などに関する世論調査結果(注1)を発表
した。それによれば、米国がベネズエラのマドゥーロ政権打倒のため軍事力を行使したことについて、不支持が52%と支持(48%)を上回った。支持政党別では、共和党支持者の89%が支持するとし、民主党支持者の87%、無党派層の58%は不支持と回答した。特にMAGA(注2)は97%が支持すると回答し、MAGA以外の共和党支持者は80%だった。
また、トランプ政権の目的が「ベネズエラの石油へのアクセスを得る」ことであれば、68%が不支持としている。一方、「米国への麻薬流入の阻止」が目的であれば、88%が支持すると回答した。70%はトランプ政権が今回の目的について、まだ明確な説明をしていないとしている。
経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブが1月に実施した世論調査
(注3)によれば、マドゥーロ氏排除のためトランプ政権が軍事力を行使したことについて、不支持が44%と支持(33%)を大きく上回った。支持政党別では、共和党支持者の66%が支持する(不支持15%)とし、民主党支持者の73%(支持10%)、無党派層の45%は不支持(支持24%)とした。
ロイターと調査会社イプソスが1月に実施した世論調査
(注4)によれば、マドゥーロ政権打倒のため米国が軍事力を行使したことについて、不支持が34%、支持が33%となった。共和党支持者の65%が支持するが、民主党支持者の65%が不支持と対照的だった。
また、72%は米国がベネズエラに過度に関与することを懸念しており、民主党支持者の90%、共和党支持者の54%が懸念を示す結果となった。
(注1)実施時期は2026年1月5~7日。対象者は全米の成人2,325人。
(注2)「米国を再び偉大に(Make America Great Again)」の略称で、もともとトランプ氏の選挙キャンペーンのスローガンだが、トランプ氏の支持者を表現する際にも用いられる。
(注3)実施時期は2026年1月2~5日。対象者は全米の成人1,551人。
(注4)実施時期は2026年1月4~5日。対象者は全米の成人1,248人。
(松岡智恵子)
(米国、ベネズエラ)
ビジネス短信 0f21dd06507b183f




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