インド最大級の金属成形技術展「IMTEX Forming 2026」開催

(インド、日本)

ベンガルール発

2026年01月29日

インド最大級の工作機械(板金・プレス・フォーミング)と工具関連の国際金属成形技術展示会「IMTEX Forming 2026外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が12125日、ベンガルール国際展示場(BIEC)で開催された。同イベントは、インド工作機械工業会(IMTMA)主催の大型イベントで、隣接する会場では、レーザー加工機・工作機、工作機械用工具・部品、センサーやロボットの展示会も併設された。

写真 展示会場の様子(ジェトロ撮影)

展示会場の様子(ジェトロ撮影)

IMTMAの発表によれば、来場者は約5万人超に上り、前回開催時の約45,000人を上回った。出展企業714社のうち182社(約25%)は海外24カ国からの出展となった。日本からは前回に引き続き、産業用ロボットと自動化システム大手のファナック、金属加工機械大手アマダグループ、精密測定機器大手ミツトヨなどが出展した。また、製造業のDX化を提供する日本発のスタートアップであるFact Base(本社:東京)が初出展し、図面管理システムの展示を行った。

写真 出展企業(アマダグループ)の様子(ジェトロ撮影)

出展企業(アマダグループ)の様子(ジェトロ撮影)

また、前回から継続の企業も含め、日本から中堅中小企業12社が出展した。ヤマナカゴーキン(本社:東大阪市)は、前回の展示会を契機に地場企業との協業を開始、同社がエンジニアリング、設計および品質保証を担い、協力先が金型を製造するなど協業関係を築いた。さらに、20258月には現地に販売会社を設立するなどインド市場における日本からの金型輸入販売事業拡大を狙う。また、5年前にも出展した冷間鍛造企業は、ベンガルール近郊に製造拠点を設立する計画を進めるなど、各社は同展示会を活用しながらインド進出に向けた取り組みを推進していた。そのほか、神奈川産業振興センターが神奈川県内企業4社、京都産業21が京都府内企業6社を取りまとめて出展し、今回初となる共同出展ブースを設けた。そのほかの国・地域では、ドイツ、イタリア、台湾などがパビリオンを出展した。

写真 神奈川産業振興センターブースの様子(ジェトロ撮影)

神奈川産業振興センターブースの様子(ジェトロ撮影)

前回と比較し、今回は中国系企業が複数社出展していたことが特徴として挙げられる。これまでは、投資規制などを背景に中国企業の進出は限定的だったものの、最近では印中間の関係改善の動きが確認されており(2025年8月22日記事参照)、その影響とみられる。一般的に、進出日系企業の多くがインド市場の特徴として、ASEAN地域と比較して中国系企業の参入が限定的な点を指摘する一方で、今後インド国内の自動車産業を中心とした製造業の拡大を背景に、需要の取り込みを目的とした競争環境の激化が見込まれるという。

(大野真奈、塩田康典)

(インド、日本)

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