2025年の新車登録台数、BYDが前年比80.6%増の1万1,184台で首位
(シンガポール)
シンガポール発
2026年01月29日
シンガポール陸運庁(LTA)が1月22日に発表した最新統計によると、2025年通年のメーカー・ブランド別新規登録台数(並行輸入車を含む)で、中国の大手電気自動車(EV)メーカーの比亜迪(BYD)が1万1,184台と前年比80.6%増で首位だった。2024年に1位だったトヨタ自動車は7,466台と、2位に後退した。3位はBMW(5,091台)だった(添付資料表参照)。
2025年に新規登録された乗用車5万2,678台のうち、EVが約45%を占めた。政府は2021年2月発表の環境行動計画「シンガポール・グリーンプラン2030」で、2040年までにガソリンなど内燃機関車(ICE)を段階的に廃止する目標を設定した。EVを中心にインセンティブなどを導入し、環境に優しい車の普及拡大を推進している(2025年8月4日記事参照)。
BYDは2025年の新規登録車の2割を占めた。BYD以外の中国メーカーのEV販売も同年に大きく増加した。GAC(広州汽車集団)の新規登録台数は3.6倍、高級EVのジーカー(Zeekr)も8倍になった。また、シャオペン(小鵬汽車)は3倍、MGが72.0%増、チェリー(奇瑞汽車)が6倍と、中国メーカー5社が新規登録台数で上位11~20位入りした。
中国メーカーの高級車が続々投入、日本メーカーもEVを本格展開へ
シンガポールで1月8~11日に開催された自動車の展示即売会「シンガポール・モーターショー」では、BYDを筆頭に中国メーカーの高級車の展示が目立った。ビジネス・タイムズ紙(1月8日付)によると、中国メーカーの高級車の展示は約12モデルに上った。BYDは、高級ブランド「騰勢(デンザ)」の多目的スポーツ車(SUV)「ヤンワンU8」や「B5」などを展示した。また、ジーカーが新型SUVのハイブリッド車「9X」を展示した。このほか、第一汽車集団(FAW)は、最上位高級車ブランド「紅旗国礼(Hongqi Guoli)」を展示した。
シンガポール・モーターショーでBYDが展示した高級ブランド「デンザ」のSUV「ヤンワンU8」(ジェトロ撮影)
日本メーカー各社は2026年、EVの本格展開を始める予定だ。トヨタ自動車は同ショーで、EVの新型車「BZ4X」を展示。また、ホンダは小型EV「スーパーワン」、マツダも新型EV「6e」をそれぞれ展示した。
(本田智津絵)
(シンガポール)
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