ペルー大統領選に36人が立候補、フジモリ元大統領の長女ケイコ氏も
(ペルー)
リマ発
2025年12月25日
2026年4月に実施されるペルー総選挙(2025年3月26日記事参照)の立候補届け出が12月23日23時59分に締め切られた。全国選挙管理委員会(ONPE)によると、大統領選挙には36人の届け出があった。
上院・下院議員選挙、アンデス共同体内にあるアンデス議会議員選挙(計195議席)には、12月24日正午現在、1,383人の届け出が確認されている。届け出は対面もしくはシステム上で行うことができる。締め切りまでにシステムにアクセスして届け出の作業中とみられる政党もあり、さらに増える可能性があるという。今後、ONPEが届け出内容の審査などを行うため最終的な立候補登録者数は未定だが、大統領選挙、議員選挙とも混戦になることは確実だ。
大統領選挙には、1990年に日系人として初の大統領となり、2024年9月に亡くなったアルベルト・フジモリ氏(2024年9月12日記事参照)の長女、ケイコ・フジモリ氏も立候補を届け出た。ケイコ氏の立候補は4回目で、これまでの3回はいずれも決選投票まで進んでいるが、当選していない。
ONPEは2025年12月23日、2026年選挙で使用する投票用紙の仕様を発表した(委員長決議000199-2025-JN/ONPE
)。投票用紙の横幅は42センチメートルで固定し、縦は政党数に応じ21センチから44センチとする。立候補者乱立の状況を反映しサイズに幅を持たせており、最大の場合、A3用紙より大きい投票用紙が利用されることになる。
(石田達也)
(ペルー)
ビジネス短信 fcc440b15696ea87




閉じる
