ジェトロ、青島で日本産酒類商談会を2024年に続き開催
(中国)
青島発
2025年12月09日
ジェトロは12月2日、中国山東省青島市で、日本産食品グローバル・ゲートウェイ事業(注1)の一環として、前年に続き、国税庁と共催で日本産酒類商談会を開催した(前年の開催概要は2024年12月19日記事参照)。同商談会では、日本酒などのPRと新規販路開拓の支援を目的に、日本の酒造メーカーや中国の輸入業者、現地代理店29社が、日本酒や焼酎、ウイスキー、梅酒、リキュールなど計377SKU(注2)を出展した。青島市をはじめとする山東省内の卸売業者や、日本食レストラン経営者、日本酒愛好者など250人以上が来場した。会場内に設置したジェトロブースでは、中国バイヤーとのオンラインマッチングプラットフォーム「China Japan Street(CJS)」のポスターを展示し、来場したバイヤーにサービス内容を紹介した。また会場内で、日本酒の知識を普及するセミナーを開催した。
出展した企業からは、「新しい顧客候補の連絡先を獲得できた」「今回参加されたお客様は日本酒に非常に興味を示された。これまで日本酒に触れたことがなかった方も、今回の試飲を通じて日本酒に良い印象を持ち、日本酒関連事業参入への関心を示した」といったコメントがあり、今後の継続的な開催の要望も寄せられた。
農林水産省の統計によると、2025年1~9月の日本から中国への清酒の輸出額は前年同期比25.8%増だった。今後もジェトロは関係機関や企業との連携を強化し、日本産酒類の輸出拡大に向けた取り組みを継続的に推進していく方針だ。
商談会の様子(ジェトロ撮影)
(注1)ジェトロが海外バイヤーに日本産食品の紹介や試飲・試食の機会を随時提供することを目的として、複数国・地域にショールームを設置する事業。
(注2)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。
(李燕)
(中国)
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