ジェトロ、武漢市で日本産酒類商談会を開催
(中国)
武漢発
2025年12月23日
ジェトロは12月4日、日本の国税庁との共催で、中国日本産食品グローバル・ゲートウェイ事業(注1)の一環として、「日本産酒類商談会」を湖北省武漢市で開催した。商談会には、日本の酒造業者や、日本酒を取り扱う中国の輸入業者、代理店など25社・団体が参加した。日本酒や焼酎、ウイスキー、梅酒、リキュールなど計282SKU(注2)を出展し、商品の試飲を交えた商談が行われた。会場には武漢市内の食品関連の卸売・小売業者や、和食・中華レストラン、ホテル関係者など約230人が来場した。
会場内に設置したジェトロブースでは、中国バイヤーとのオンラインマッチングプラットフォーム「China Japan Street(CJS)」のポスターを展示し、来場したバイヤーにサービス内容を紹介した。また、会場内では日本酒の知識を普及するセミナーも開催した。
イベントの様子(ジェトロ撮影)
出展した企業からは、「新しい販売先と知り合うことができ、新たな領域の販売ルートを開拓できた」「武漢市の日本食、日本飲料の市場や、卸業界の情報を得られた」「今後も武漢市をはじめ、中国各地で同様のイベントを開催してほしい」といったコメントが聞かれた。また、来場したバイヤーからは、「日本酒の知識を勉強することができ、異文化を学ぶ機会となった」「多くのことを学ぶことができた。同様のイベントを武漢市でもっと開催してほしい」「新たなお酒を試すことができ、今後自分の店でも売ってみたい」といったコメントがあった。
ジェトロは今後も、日本産酒類の輸出拡大に向けた取り組みを継続する方針だ。
(注1)ジェトロが、海外バイヤーに日本産食品の紹介や試飲・試食の機会を随時提供することを目的として、複数国・地域にストックポイントを設置する事業。詳細はグローバル・ゲートウェイ事業ホームページを参照。
(注2)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。
(李成一)
(中国)
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