トルコ、ナイロンその他のポリアミドの輸入に対するセーフガード措置を決定
(トルコ、日本)
イスタンブール発
2025年11月21日
トルコ政府は11月19日付官報
で、ナイロンその他のポリアミドの輸入に対するセーフガード措置(緊急輸入制限措置)の実施決定について公表した。
HSコード5402.31、5402.32、5402.51、5402.61、5402.45の物品輸入に対するセーフガード措置として、適用期間の3年間は追加財政課徴金が課される(添付資料表参照)。ただし、官報付属表に記載の国は今回の措置が免除となるが、免除対象国の中に日本は含まれていない。(官報の付属表参照)。この免除は、適用期間を3期に分け、期毎に免除対象国原産の合計輸入量が2,986トン、あるいは免除国1カ国からの輸入量が995トンを超過しない限りとしている。
トルコ統計機構(TUIK)の国・地域別輸入相手のデータ(2025年11月時点)によると、最大の輸入相手国(金額ベース)は、HSコード5402.31は、中国が約74%を占め、次いでイタリアとなっている。HSコード5402.32は中国が最大、次いでアラブ首長国連邦(UAE)で、これら2カ国からの輸入額は全体の約6割を占める。HSコード5402.51は、インドが最大で、次いで中国、イタリアで、これら3カ国からの輸入額は全体の約89%を占める。HSコード5402.61は、韓国が最大で、次いで中国、日本で、これら3カ国からの輸入額は全体の約65%を占める。HSコード:5402.45は、中国が約67%を占め、次いでイタリア、韓国だった。
(井口南)
(トルコ、日本)
ビジネス短信 fa39e13a0a420ab6




閉じる
