「FHC上海環球食品見本市2025」のジャパンパビリオンに50社が出展

(中国)

上海発

2025年11月20日

ジェトロは、11月12~14日に中国・上海で開催された食品総合見本市「FHC上海環球食品見本市2025」にジャパンパビリオンを設置した。同見本市は、上海新国際博覧中心(SNIEC)で開催され、今回で28回目を迎えた。

今回の展示面積は20万平方メートルに及び、世界50カ国・地域以上から3,000社以上が出展した。会期中には17万人以上のバイヤーが来訪した。

今回のジャパンパビリオンは、調味料、加工食品、菓子類、清涼飲料などを取り扱う50社(うち初出展は11社)が出展し、計800種類以上(うち新商品は100種類以上)の日本産食品が展示された。また、ジャパンパビリオンに隣接したブースに全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)が出展し、コメ、パックライス、切り餅、日本酒などのコメ関係製品の展示のほか、和風と中華風のおにぎりの試食イベントや人気投票などを通じ、日本産米の魅力をPRした。なお、おにぎり試食の一部では、ジャパンパビリオン出展企業の日本産醤油(しょうゆ)を活用したおにぎりを提供するなど、商品のコラボレーションによるPRを行った。

ジャパンパビリオン出品者からは、「同じ会場で自社独自ブースも出展したが、来場者は多くが一般消費者だった。ジャパンパビリオンにバイヤーがより多く来訪した」「3年前独自出展した際、成約できなかったバイヤーとジャパンパビリオンで3年ぶりに会った。商談がスムーズにできた」など、ジャパンパビリオンでの出展効果を評価するコメントがあった。訪れたバイヤーからは、「輸入食品に対する興味を持っている」といった声も聞かれた。

ジェトロは、大型総合食品展示会への出展支援などを通じて、中国での日本産商品の知名度向上や、輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。

写真 (左)FHC開幕式の様子、(中央)ジャパンパビリオンの様子、(右)商談の様子(全てジェトロ撮影)

(左)FHC開幕式の様子、(中央)ジャパンパビリオンの様子、(右)商談の様子(全てジェトロ撮影)

写真 (左)ジャパンパビリオンと全米輸ブースの様子、(右)全米輸のコメ・調味料PRの様子(ともにジェトロ撮影)

(左)ジャパンパビリオンと全米輸ブースの様子、(右)全米輸のコメ・調味料PRの様子(ともにジェトロ撮影)

(周佳)

(中国)

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