メデジンで国際電力産業展示会「FISE 2025」開催
(コロンビア)
ボゴタ発
2025年11月20日
コロンビア第2の都市、メデジンで11月11~13日、国際電力産業展示会「FISE 2025」が開催された。今回で11回目となる同展示会には、国内外より電力産業、関連インフラ製造業者、設備工事企業、エンジニアリング、コンサルティング、運用・保守業者などが出展し、持続可能エネルギー、最新のイノベーション、技術、競争力強化に向けたソリューションといった展示が行われた。同展示会は、電力産業分野における中南米での主要イベントの1つだ。
主催者の発表によれば、出展企業数は450社で、うち約半数がコロンビア国外企業。会場内ではブラジルなどがナショナルパビリオンを構えており、日本企業では日立エナジー、ライテラなどの出展がみられた。3日間の総来場者は約1万4,000人で、期間中に700件以上の商談が行われ、即時の成約見込み額は700万ドル、1年以内の見込み額を4,800万ドルと発表している。コロンビアでの本展示会は隔年開催で、2026年はペルーで行われるため、次のコロンビア開催は2027年の予定。
コロンビアの電力部門は近年、政府によるクリーンエネルギー政策の推進により戦略的重要性が増している。例えば、鉱山・エネルギー省が策定した6GWプラス計画(Plan 6GW Plus)では、2026年までに国内の非従来型再生可能エネルギーの設備容量を6ギガワット(GW)増加させることを目指している。このような施策が電力分野への投資、技術革新、エネルギー転換に係る関連プロジェクトの開発を促進させることから、本展示会は国内の産業にとっても重要な位置付けとなっている。
ブラジルパビリオン(ジェトロ撮影)
会場の様子(ジェトロ撮影)
(中山泰弘)
(コロンビア)
ビジネス短信 ba3882b69f9431f1




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