第2四半期のGDP、前年同期比6.3％成長

タンザニア国家統計局（NBS）は10月13日、同国の2025年第2四半期（4～6月）の実質GDP成長率を前年同期比6.3％と発表した。第1四半期（1～3月）の5.4％成長に続き、好調を維持した。産業別でみると、鉱業（19.0％）、金融・保険（14.8％）、電力（14.0％）、情報通信（11.1％）が牽引した。

鉱業では、金が前年同期比23.1％増の1万6,258キロ、ダイヤモンドが16.4％増の10万2,299カラット、石炭が23.0％増の105万3,409トンなど、主要鉱物の生産が大幅に伸びた。金融・保険では、預金額が20.0％増の45兆6,000億タンザニア・シリング（約2兆8,272億円、1タンザニア・シリング＝約0.062円）、貸出額も16.8％増の41兆8,000億タンザニア・シリングに伸びた。

また、主要な産業では、農林水産業が4.1％成長だった。コメ（10.0％）、油脂植物（7.0％）、豆類（11.3％）、小麦（28.6％）などの生産が伸びた。製造業は4.9％成長だった。

（佐藤丈治）