「ベンガルール・テック・サミット2025」でジャパンセッションを開催

(インド)

ベンガルール発

2025年11月27日

インド南部カルナータカ州政府が主催する「ベンガルール・テック・サミット(Bengaluru Tech SummitBTS2025」が111820日、ベンガルール市内で開催された。BTS2025は、主催者の発表によると、ビジネス関係者や57カ国からの代表者などを含め92,478人の来場者数を記録した。1,015に上るブース出展、10のテーマに沿った103のナレッジセッション(注)も行われ、3日間にわたる講演者は663人に上った。

ジェトロは在ベンガルール日本総領事館との共催で、「Co-creating Solutions for the Digital World(デジタル世界に向けたソリューションの共創)」のテーマのもと、1119日にジャパンセッションを開催し、日立ハイテクインド会社、オムロン オートメーション・インディア、パナソニック ライフソリューションズ インドの3社が登壇した。

日立ハイテクインド会社は、2013年設立以降の同社の取り組みやビジネスセグメント別の商品紹介などに加え、202510月にベンガルールに開所した新たなイノベーションラボを紹介した。オムロン オートメーション・インディアも、産業オートメーション領域でのインド国内の取り組みなどに加え、202510月にベンガルールに開設したオートメーションセンターを紹介し、インド政府が掲げる「メーク・イン・インディア」政策に貢献していく姿勢を示した。パナソニック・ライフソリューションズ・インドは、インド国内でのパナソニックの歴史的な歩みに加え、アクセラレータープログラム「パナソニック・イグニション(Panasonic Ignition)」の最新の取り組みなどを紹介し、各社とも参加者の注目を集めた。

ジェトロからは、日本企業とスタートアップなどの海外企業の国際的なオープンイノベーション創出のためのビジネスプラットフォームであるJ-Bridgeや、対日投資(Invest Japan)を含めた各種支援サービスを紹介した。

BTS2025は、毎年11月にベンガルール市内で開催され2025年で28回目を迎えたが、今回から会場をベンガルール国際展示場(Bangalore International Exhibition Centre)に移し、規模を大きく拡大した。

写真 ジャパンセッション開催の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンセッション開催の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンセッション登壇者(ジェトロ撮影)

ジャパンセッション登壇者(ジェトロ撮影)

(注)特定のトピックやスキルに関する知識を共有するための集まりやミーティングのことを指す。

(水谷俊博)

(インド)

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