ジェトロ、深セン国際礼品展に4年連続ジャパンブース出展
(中国)
広州発
2025年11月06日
ジェトロは、10月20~23日に広東省深セン市で行われた「第33回中国(深セン)国際礼品展」にジャパンブースを設置した。2022年から4年連続の出展となり、出展規模は過去最大の216平方メートルとなった。美容・化粧品、アパレル・ファッション雑貨、日用品、工芸品、アウトドア用品、キッチン用品、ギフト用品などを中心に35社の日本企業が出展した。
多くの来場者でにぎわうジャパンブース(ジェトロ撮影)
会場には、各地のバイヤー団体に加え、金融、エネルギー、通信、日用品、教育、インターネット、自動車など幅広い業界の購買担当者が訪れた。ジャパンブースの出展企業にヒアリングを行ったところ、中国を代表する有力バイヤーが多数来場し、活発な商談が行われたとのコメントがあった。
今回の出展商品の中でも、傘製品のブースには常に来場者が集まる状況で、多くの来場バイヤーが品質とデザインを高く評価していた。傘製品の出展企業によると、中国国内の大手スーパーマーケットや百貨店、さらに韓国の高級ブランドを扱うEC企業と商談することができ、今後の連携に向けて具体的な協議が進むことが期待されている。
また、アウトドア用品をメインに出品した企業は、中国高級系スーパーや国営企業との商談が進展し、同スーパーでは北京市・上海市・華南地域を中心に展開する100店舗以上で商品を取り扱う予定。また、国営企業では社内従業員向けのギフト用品として採用される見込みだ。出展企業は、今回の出展を通じて、「具体的な販路拡大の道筋が見えたことは大きな成果で、今後の取引見込み金額は約100万元(約2,000万円、1元=約20円)以上に達する見通し」とコメントした。
今回、ジャパンブースの出展企業は、会期中に約900件の商談を実施し、うち約490件が成約(見込みを含む)に至った。中国国内ではギフト用品のニーズが高まっており、今回の結果からも今後の販路拡大に向けて大きな可能性が期待される。
(黄君)
(中国)
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