日本の食と文化を一体的に発信するイベント開催、阿波踊りも披露
(香港、日本)
香港発
2025年11月27日
日本の食と文化を一体的に発信するイベント「踊ろう!秋祭り2025」が11月15~16日に香港・旺角(モンコック)の花墟公園で開催された。食品関係企業や地方自治体など13団体がブースを出展するとともに、さまざまな団体がステージ上で約30件のライブパフォーマンスを実施し、2日間で延べ7,000人以上が来場した。
ジェトロを含む在香港日本関連主要団体・機関(注)は、日本の食や文化の魅力発信を目的として、10~11月ごろに、各団体・期間がイベントなどを集中的に行う「日本秋祭in香港」を実施している。香港日本料理店協会が主催した今回の「踊ろう!秋祭り2025」は、「日本秋祭in香港」の複数イベントの中でも目玉イベントに位置付けられている。初日のオープニングセレモニーでは、主催者である香港日本料理店協会の氷室利夫会長と、同イベントの後援機関を代表し、在香港日本総領事館の三浦潤総領事(大使)が今回のイベントの趣旨、期間中の催し、各出展ブース内容、日本から特別に参加した徳島県の阿波踊りなどの紹介とあいさつを行った。
同イベントでは、日本文化を発信するブースのほか、食品関係企業が日本のビール、ワイン、串焼き、カレー、ラーメンといった食品・飲料など、各社の商品を提供するブースを出展した。また、栃木県、兵庫県、福岡県が合同で日本酒の試飲ブースを出展し、宮崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県、大分銀行が合同で焼酎・泡盛の販売ブースを出展した。徳島県は観光ブースを出展するとともに、19人の阿波踊りの踊り手と演奏者が参加し、両日ともステージで阿波踊りを披露した。
出展した各ブース担当者からは、「昨年と同程度の売り上げになって良かった」「昨年よりも香港の地元の人たちの参加が多いように感じ、これまで訴求できなかった層に魅力を発信することができた」など、前回から会場や開催時期の変更があったものの、今回の出展成果を評価する声が上がった。来場した香港市民からは、「香港で本格的な日本のお祭りを体験できてうれしい」「阿波踊りが素晴らしかった。本場にもぜひ見に行きたい」と、イベントを評価するコメントが多く聞かれた。
オープニングセレモニーの様子(ジェトロ撮影)
阿波踊りおよび会場の様子(ジェトロ撮影)
(注)執行委員会メンバーは「日本秋祭in香港」公式サイト
を参照。
(吉野公一朗)
(香港、日本)
ビジネス短信 000920a557a35220




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