第3回西安国際養老博覧会にジェトロがジャパンパビリオン設置、日本企業10社が出展
(中国)
北京発
2025年10月01日
中国の陝西省西安市政府、陝西省民政局は9月19~21日の3日間、西安国際会展中心で「第3回西安国際養老産業博覧会」を開催した。博覧会の出展面積は3万2,000平方メートルで、政府・団体ブース、スマート介護など12の専門エリアが設置された。また、国内外から504の企業・機関が出展し、5,000種類以上の製品やサービスが展示され、期間中に約5万5,000人が来場した。
ジェトロは西安市政府の招待を受け、初めて本博覧会にジャパンパビリオンを設置し、健康福祉関連の日本企業10社が出展した。出展企業からは、「中国西部についてはこれまで深い交流や理解がなかったが、今回の展示会への出展を通じて西安の関連市場の現状を積極的に学ぶことができた」「初日から想定以上の来場者が訪問し、その中に養老施設や販売業者も多く良い商談ができた」「初めて西安の展示会に出展したが、北京以外の地域の市場調査ができて非常に満足している。また、日本商品は市場において強く認知されていると同時に信頼されていると感じた」といったコメントが寄せられた。
来場者でにぎわうジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)
また、本博覧会では、高品質な介護、テクノロジーによる介護、多様な介護に対するニーズの高まりを受け、転倒を0.1秒で感知してエアバッグを展開するスマート転倒防止服や、水平な状況を保ちながら階段を昇降できる移動補助ロボット、人工知能(AI)健康自己診断端末など、中国企業によるAIとIoT(モノのインターネット)技術を融合させた各種ハイテク介護機器が展示された。
(鄭英姫)
(中国)
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