「日本酒の日」に、フロリダ州とテキサス州で日本酒販売促進キャンペーン「Catch the SAKE Breeze」がスタート

(米国、日本)

ロサンゼルス発

2025年10月15日

米国フロリダ州マイアミとテキサス州ヒューストンで、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は101日の「日本酒の日」を契機に、日本酒販売促進キャンペーンを開始した。

米国で3度目のプロモーションとなる同キャンペーンは、10月の1カ月間、各都市6店舗、合計12店舗のフュージョン系日本食レストランで開催される。

キャンペーンのキャッチフレーズには「Catch the SAKE Breeze外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が掲げられている。両地域では現在でも「日本酒=熱燗(あつかん)」のイメージが残っているため、熱燗だけではない日本酒の魅力と認知度の拡大を目的として、飲み比べセットや酒カクテル、フュージョン料理と日本酒とのペアリング・メニューなど、これまでとは違った日本酒体験の機会を提供する。

ヒューストンは、住民のほぼ4人に1人が米国以外の出身という多様性を持ち、全米で最も急速に成長してきた都市の1つといわれている。一方、マイアミは、中南米系移民が圧倒的に多いという特色を持つ。両都市の食文化はメキシコ、キューバ、ペルーなどの中南米料理やシーフード、トロピカルフルーツを使った料理の影響が大きい。温暖な気候のためカクテルの人気も高く、109日と11日には、各都市において斬新な日本酒カクテルをスペシャルメニューとしたイベントも行われた。

写真 キャンペーン参加店舗での酒飲み比べメニューの一例(ジェトロ撮影)

キャンペーン参加店舗での酒飲み比べメニューの一例(ジェトロ撮影)

写真 キャンペーン参加店舗での酒フライトメニューの一例(ジェトロ撮影)

キャンペーン参加店舗での酒フライトメニューの一例(ジェトロ撮影)

(みどり・ホーン)

(米国、日本)

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