南西アジア最大級のエレクトロニクス展示会「エレクトロニカ・インディア」と「プロダクトロニカ・インディア」、ベンガルールで開催

(インド)

ベンガルール発

2025年10月02日

南西アジア最大級の国際電子部品・アセンブリー・マテリアルの専門展示会「エレクトロニカ・インディア2025」と「プロダクトロニカ・インディア2025」が9月17~19日、インド南部ベンガルールのバンガロール国際展示場(BIEC)で開催された。主催者のメッセ・ミュンヘン・インディア(注)によると、展示面積は6万平方メートル、50カ国・地域以上から約6,000のグローバルブランドが出展した。来場者数は5万194人で、過去最大規模となった。

ジェトロは会場内にジャパンパビリオンを設置し、半導体製造関連設備・機器やソフトウエアなどの幅広い分野で高い技術力を有する日本の中堅・中小企業9社が同パビリオン内に出展した(添付資料表参照)。

出展企業からは、「インド企業のものづくりに対する意欲が非常に高く、日本企業は今がチャンスだと痛感した」「市場の生の情報を入手することができ、かつそのスピードをじかに感じることができた」「昨今のインド国内の半導体市場の盛り上がりを受けて出展を決めた。先手を打ってインド国内で自社ブランドを浸透させていきたい」などの声が聞かれた。

今回は展示会以外にも、エレクトロニクス産業の最新技術や将来のロードマップを専門家と討議する「eFutureカンファレンス」や「eモビリティーカンファレンス」「イノベーションフォーラム」などのイベントも併催され、ジャパンパビリオン出展企業の一部も登壇して、自社商品や最新技術を来場者に向けアピールした。

なお、ジャパンパビリオン以外では、台湾、中国、ドイツなどがパビリオンを設置し、多くの来場者を集めていた。

主催者によると、2026年はエレクトロニカ・インディアとプロダクトロニカ・インディアをインド北部のグレーターノイダ(4月)とベンガルール(9月)で計2回開催する予定だ。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

(注)メッセ・ミュンヘンは1964年にドイツで設立され、見本市、国際会議、イベントなどを開催する世界有数の国際見本市の実施団体。メッセ・ミュンヘン・インディアは2000年に設立された。

(ダシミ・パルタン)

(インド)

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