JASA訪問団がインドのアミティ大学訪問、IT・AI人材育成や採用の可能性模索

(インド、日本)

ニューデリー発

2025年10月30日

組込みシステム技術協会(JASA)のインド訪問団は1013日、北部ノイダにあるアミティ大学ノイダ校を訪問し、大学関係者や学生との座談会やキャンパスツアーを行った。訪問団にはJASA会員企業を中心に13社から22人が参加した。

アミティ大学は国内に11、海外に16のキャンパスを展開する私立総合大学で、ノイダ校は2005年に設立された。幅広い学部を擁し、日本語を含む語学教育にも力を入れている。

当日はノイダ校のバルビンダー・シュクラ副学長による歓迎あいさつの後、ラウンドテーブル形式で大学とJASA相互の紹介が行われた。司会は日本語能力試験N2レベルを取得した同大学の学生が務め、流ちょうな日本語と英語で進行した。訪問団はラウンドテーブル会議の後、大手財閥タタ・グループ傘下のタタ・テクノロジーズが支援する産業研究所やドローン開発ラボ、人工知能(AI)研究センターなどの施設を視察した。

シュクラ副学長は組み込みシステムやAI分野の人材育成の重要性を強調し、日本語教育や日本企業との連携強化に意欲を見せた。JASAの訪問団メンバーからは、日本語を学ぶインド人学生との交流を通じて「こうした人材を積極的に日本で採用したい」との声が上がり、今後のインターンシップや採用連携への期待を示した。

写真 アミティ大学での座談会(ジェトロ撮影)

アミティ大学での座談会(ジェトロ撮影)

(ジェニカ・カルラ、川崎宏希)

(インド、日本)

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