ジェトロ、蘇州市「第54回本色東西橋市集」で消費者向け日本産酒などPR

(中国)

上海発

2025年10月27日

中国江蘇省蘇州市の本色美術館で101721日、一般消費者向けの屋外展示イベント「第54回本色東西橋市集」が開催された。ジェトロが設置したジャパンブースには、日本産食品や酒類の普及推進に向け、日本酒類・食品インポーター11社が参加し、日本酒、焼酎、ビール、リキュール、菓子類などの延べ150品目以上の試飲や試食の提供、販売を行った。

写真 ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

イベント来場者には、若い世代や女性が多かったが、多くの家族連れも来場した。来場した子供連れの母親からは「日本産食品は健康に良いイメージがあるので、子供に安心して試食させることができる」との声があった。また、本色美術館館長は「ジャパンブースはおしゃれな設計だ。リラックスできる雰囲気により、アートに関心がある来場者の関心を集め、日本酒類や食品に興味を持ってもらうことが大事だ」とコメントした。

出展者からは「今回のイベントはとても良かったため、来年も参加したい。他の大規模な室内展示会と比べると、屋外で1日にブースに来られるお客様の数は150200人と少ないが、日本酒好きで購買力のある方が多く、特に自社のターゲット層に適している」「今回のイベントで20人の地元の方が新たに自社EC店舗の会員になり、当日も価格の高いお酒がよく売れた。芸術界のお客様が比較的多いと感じた」「いつものお客様と違い、リキュールが人気だった」との声が上がった。

写真 ジャパンブース商談と試食の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブース商談と試食の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは、中国での日本産食品の認知度向上および輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施していく予定だ。

(王志燕)

(中国)

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