2025年タイの菜食週間、10月21日から29日まで

(タイ)

バンコク発

2025年10月21日

タイでは年に1度、中華系タイ人を中心に、菜食週間(タイ語名:ギンジェー)があり、2025年は10月21日から29日まで行われる。同期間中は肉類や卵、酒類、味付けが濃い調味料、パクチーやニンニクなど香りの強い野菜の摂取を控えることが慣習となっている。小売店や屋台などでは「齋(さい:心身を清めて飲食を慎むこと)」の文字が入った黄色い旗を掲げ、菜食食品を販売する店が多くみられる。また、中華系タイ人が多く住むバンコクのヤワラート通り(中華街)をはじめ、東部のチョンブリー県や南部のプーケット島など、各地でも菜食祭が開催される。

タイ商務省国内取引局(DIT)の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、同局が主要な卸売市場を調査した結果、例年では菜食期間中に野菜価格が高騰する傾向にあるが、今回は前年と比べて価格は安定しており、政府は菜食週間に参加する国民に対し、安心して適正な価格で野菜を購入できると呼びかけている。

写真 小売店の食品売場(ジェトロ撮影)

小売店の食品売場(ジェトロ撮影)

(忠田𠮷弘、ウォンパタラクン・ヤーダー)

(タイ)

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