第4回ECO内相会合、15年ぶりにテヘランで開催

(イラン、パキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、アフガニスタン、カザフスタン、キルギス、トルコ、ウズベキスタン、オマーン、イラク)

テヘラン発

2025年10月31日

第4回経済協力機構(ECO)(注)内相会合が10月28日、イランのマースード・ペゼシュキヤーン大統領の出席のもと、テヘランのサミットホールで開催された。同会合の開催は15年ぶりとなる〔2025年10月28日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

同会合には、パキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、アフガニスタン、カザフスタン、キルギス、トルコ、ウズベキスタン、イランの閣僚および高官に加え、ECO事務総長、オマーン内相、イラク副内相が来賓として出席した(10月28日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

ペゼシュキヤーン大統領は「長らく中断されていた今回の会合の開催は、加盟国が相互関係の主要分野における協力を強化するという決意を示すものだ」と述べた。さらに、経済統合に向けたECOの長年にわたる努力とその顕著な成果を評価した(10月28日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

また、同大統領は、西アジア地域の経済発展促進を目的に共通通貨導入の可能性についても言及した(10月28日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

イランは、近隣諸国との外交関係の強化を積極的に進めている。ファルザネ・サデグ道路都市開発相は10月25日、パキスタンのイスラマバードで開催された地域運輸相会議でパキスタンのムハンマド・ジュナイド・アンワル・チョードリー連邦海事相と会談し、両国間の道路、鉄道、海運の連携を強化することで物流おける協力の新たな道を模索した(10月25日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(注)経済協力機構(The Economic Cooperation Organization:ECO)は、イラン、パキスタン、トルコ、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アフガニスタンの10カ国が加盟。イランのテヘランに事務局を設置している。

(マティン・バリネジャド)

(イラン、パキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、アフガニスタン、カザフスタン、キルギス、トルコ、ウズベキスタン、オマーン、イラク)

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