白物家電分野の生産連動型奨励策(PLI)、4次募集を開始

(インド)

ニューデリー発

2025年09月25日

インド商工省は9月14日、白物家電(エアコンとLED照明)分野の生産連動型奨励策(PLI、注)の4次募集の開始を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

制度の仕組みは、2021年の1次公募、2022年の2次公募、2024年の3次公募と同様で、投資額と売上高の双方で一定の水準を満たすことにより、基準年度比の売上高増加分に対して一定割合(4~6%)を掛けた額のインセンティブが付与される。

今回申請が可能とされているのは、新規の申請者に加え、PLI承認企業のうち、より高いターゲットセグメントに切り替え、より多くの投資を提案する企業、もしくは異なるターゲットセグメントで申請するグループ企業。申請期間は9月15日~10月14日で、専用ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから申請を行う必要がある。

同省の発表によると、これまでに同分野のPLIの下で、日系企業を含む計83社の1,040億6,000万ルピー(約1,769億200万円、1ルピー=約1.7円)の投資計画が承認されているほか、2021~2028年度(2021年4月~2029年3月)の8年間で623億8,000万ルピーの予算が計上されている。

(注)「生産連動型奨励策(PLI)」は、インド政府が2020年度(2020年4月~2021年3月)に導入した国内製造業振興の目玉政策。対象となる全14分野について、分野ごとの適格基準を満たせば、新規工場を設立した製造業企業に対し、売上高の増加額などに応じてインセンティブ(補助金)を支給するスキーム。

(花村大樹)

(インド)

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