国連総会に合わせた日本食PRイベントを開催、ニューヨークで日本食の魅力を発信

(米国、日本)

ニューヨーク発

2025年09月30日

米国ニューヨーク(NY)市で923日、国連総会の開催に合わせて、農林水産省とジェトロ、JFOODO(日本食品海外プロモーションセンター)が主催する日本食PRレセプションが同市内のレストランで開催された。日本産食品が用いられた料理や飲料の提供などを通じて、日本の食の魅力の発信や、日本産農林水産物・食品の消費拡大を目的としたもので、食品関連事業者や米国政府関係者、メディアなどを中心に約150人が参加した。

当日は、国連総会出席のためNYを訪問中の石破茂首相や山本佐知子農林水産大臣政務官も会場を訪れ、コメや和牛、水産物をはじめとする日本産食品の魅力を訴えた。

写真 山本農林水産大臣政務官による乾杯の音頭(ジェトロ撮影)

山本農林水産大臣政務官による乾杯の音頭(ジェトロ撮影)

このイベントの会場は、スウェーデン出身の女性シェフとして同国初のミシュラン2つ星を獲得し、北欧料理にフレンチの技術とNYの洗練された感覚を融合させたモダンスカンジナビア料理が評価されているエマ・ベングトソン氏のレストランで、同氏による日本産の和牛、ホタテ、ヒラメ、クロマグロなどを使用したメニューが提供されたほか、農林水産省が任命した日本食普及の親善大使の小谷修一氏、大堂浩樹氏による日本食材を利用した特別メニューも提供された。

写真 提供された料理の一部(ジェトロ撮影)

提供された料理の一部(ジェトロ撮影)

写真 日本政府関係者らとシェフたちの集合写真(ジェトロ撮影)

日本政府関係者らとシェフたちの集合写真(ジェトロ撮影)

また、日本酒に加え、日本産ジュースの提供や日本茶飲み比べブースを設置するなど、さらなる日本産食品の消費拡大を図った。米国では健康志向の高まりなどを背景に、日本食レストランや日本産食材の取り扱いが増加傾向にある。また、米国は、日本産農林水産物・食品の輸出額が第1位の巨大市場であることから、農林水産省とジェトロ、JFOODOは関係機関と連携し、日本食消費拡大のプロモーションを引き続き実施していく。

写真 日本産ジュースや日本茶の飲み比べを提供したブース(ジェトロ撮影)

日本産ジュースや日本茶の飲み比べを提供したブース(ジェトロ撮影)

(大西理世)

(米国、日本)

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