イオンスーパーが広東省江門市に初出店

(中国)

広州発

2025年09月30日

総合スーパーマーケット(GMS)とスーパーマーケット(SM)の開発・運営を手掛ける、中国の広東永旺(イオン)天河城商業は9月21日、広東省江門市でスーパーマーケット1号店となる「永旺江門利和広場店」をオープンした。これにより、同日時点で広東省内の累計店舗数はで39店舗となった。

永旺江門利和広場店は、江門市中心部の蓬江区に位置し、歴史ある五邑大学の正面に店舗を構えた。店舗面積は7,000平方メートル超で、寿司(すし)、サラダ、スイーツ、果物などを豊富に取りそろえており、日本の設備と原材料を使ったピザなどを提供。また、スマートフォンによる注文を受け付け、自宅配送サービスを導入し、店舗とオンラインのシームレスな連携を実現している。

ジェトロが9月23日の午前10時半ごろに店舗を訪れると、店内は多くの来店客でにぎわい、レジの待ち時間は15分以上に及んでいた。江門市在住の来店客は「昨日も来た。商品の種類が豊富で、他のスーパーマーケットでは見かけない品もある。肉や卵などの食材が新鮮で、コストパフォーマンスが良い」と話した。

江門市は広東省の中部、珠江デルタの西部に位置しており、広州市から100キロメートルほどの距離にある。同市は広東省・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)を構成する広東省内9都市の1つ。2024年6月に深セン市と中山市を結ぶ通路「深中通道」が開通したことにより、珠海市や江門市から深セン市までの所要時間(車両移動)は、従来の2時間以上から1時間以内に短縮され、交通の利便性が向上した(2024年7月8日記事参照)。

写真 店頭の様子(ジェトロ撮影)

店頭の様子(ジェトロ撮影)

(梁梓園)

(中国)

ビジネス短信 840170d761d35a43